1月17日(日)、ユナイテッドパークにて、ジェフユナイテッド市原・千葉の新体制発表会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●三木博計社長:
「皆さん、こんにちは。たいへん多くの皆さんにお集まりいただきまして、ありがとうございます。2010年、今年の戦力をご紹介したいと思います。
私どもジェフユナイテッド市原・千葉は今年はJ2での戦いで、非常に厳しい戦いになると思います。いろいろなハードルがあると思いますが、是非とも1年でJ1昇格を勝ち取りたいという気持ちで頑張ってまいります。
今季のクラブのスローガンとしましては『走りきる! そして、その先へ』というスローガンを掲げてまいります。江尻監督は自分たちが主導権を持ち、アグレッシブに走って、走って、走りきることのできるチームを目指しているということで、我々はこのような意思統一を目指しています。選手諸君には1日、1日を、そして1試合、1試合を走って、走って、走りきるということに徹してもらいたいと思います。また、選手だけでなくクラブスタッフも走りきることを是非とも完遂したいというふうに思っております。
サポーターの皆さんとともにフクダ電子アリーナで1試合、1試合を選手とともに走りきって、いいゴールを目指したいというように考えています。
『そして、その先へ』ということで、1年でJ1に上がるという大きな目標、さらにその先を見据えているということも併せて忘れずにしっかり目指していきたいと思います。そのためにチームの成長を目指して、全員で高い目標水準を設定したというようにご理解いただきたいと思います。メディアの皆様におかれましては、我々一生懸命やってまいりますので、多くの報道の機会をお作りいただけることをお願いをいたします。
この1年、一生懸命頑張ります。よろしくお願いいたします」
●神戸清雄テクニカルダイレクター:
「こんにちは。今シーズンよりテクニカルダイレクターに就任しました神戸清雄です。 よろしくお願いいたします。
今シーズンは、契約更新並びに複数年契約の選手を含めてほぼ(全員の)選手が在籍してくれました。その選手も含め、本日発表できる新加入の選手も含め、質、量、ともに十分な補強ができたと思っております。今シーズンの目標というのは、 ずばり1年でJ1に復帰するということです。もちろん、決してJ2というステージは楽なステージではないと思っております。それは我々も自覚しております。
もちろん、実際にやるのは現場の監督、コーチ、選手ですが、我々フロントサイドもバックアップして、是非ともその目標を達成したいと思っております。
スタッフについても、江尻監督は昨シーズンに引き続いて今シーズンも指揮を執ってもらうわけですが、コーチ陣については新しいコーチを加え、江尻監督が目指しているサッカーを具現できるようなスタッフを揃えたと思っておりますので、よろしくお願いします。いずれにしましても、今シーズンはハードな戦いになると思いますが、 よろしくお願いいたします」
●江尻篤彦監督:
「皆さん、こんにちは。今年も引き続き監督をさせていただきます江尻です。
チームのシーズンのスタートの新体制・新加入選手発表ということで、神戸テクニカルダイレクターからも話があったように、昨シーズンから今シーズンの間にチームを(自ら)去る選手が1人もなく、今年もこういうふうに選手が集まってくれたことは、私にとっても心強いですし、こういうメンバーを揃えてくれたクラブにも感謝しております。また、今年に限っては過去に千葉でやっていた選手が何人も戻ってきてくれた、プラス新加入の高校生、大学生、また完全移籍、期限付き移籍で来てくれた選手がいて、戦力的には昨年のチームにプラス今年加入の選手がいて、正直、誰を(試合で)使おうかなというプランは、今現在はゼロの状態です。3月7日の開幕に向けて、1人、約10試合の試合(練習試合含め)を組みました。それは、1人の選手に90分間の試合を10試合、必ずやってもらうという形になっています。その中で、しっかり表現をしてくれた選手を(公式戦で)使っていこうかなと思っています。
ただ、今年のチームのスローガンである『走りきる! そして、その先へ』ですが、私たちに課せられたミッションは今年1年でしっかりJ1に上がること。何度も言いますが、J2の戦いは甘い戦いではないということのもよく分かっております。
ただ、今年に限っては(J2リーグ戦は)ホーム&アウェイの2周りという形で36試合、これは昨シーズンのJ1リーグの公式戦数とあまり変わらないようなゲーム数であるというのも、我々にとっては強みなのかなというふうにも思っています。ただ、繰り返すようですけども、甘い戦いではないというもので、我々はどのようなサッカーをして点を取るかというのが大きなポイントになると思います。そのスローガンとして『走りきる! そして、その先へ』という形で、私は明日、一番最初の全体練習になるんですが、選手にはそのスローガンにプラス、私自身の目標というかスローガンとしては『ひたむきに走って、走って、走り続ける』で、『ひたむき』という言葉をちょっとプラスさせてもらいます。
『ひたむき』という言葉の裏側というか中には、当然、スタジアムに来ていただいているサポーターの皆さんに感動を与えるという意味での感動と、やはり謙虚さ、そして感謝、この言葉が私は『ひたむき』の言葉の中には含まれているというふうに思っております。ですので、選手にはこの『ひたむき』という言葉をプラスさせてもらって、走り続ける、そしてその先へということがつながってくると思います。
私自身が目指している今シーズンのサッカーは、FCバルセロナのような、ああいうボール回しができればいいなとは思うんですが、そんな簡単にはうまくいかないのがサッカーなので。スタッフの斉藤コーチ、米田コーチ、菅原コーチ、渋川コーチ、そして眞田GKコーチと話す機会があったんですが、今年の2010年ワールドカップ・南アフリカ大会に向けた南米予選でチリが何大会かぶりに今回、本大会出場権を勝ち取った。そして、チリの監督はアルゼンチンのビエルサ監督で、チリが日本に来た時の戦いではなくて南米予選でのチリの戦いが、僕が目指している今年のサッカーであります。その中では、チリのホームゲームのアルゼンチン戦で、1−0で勝ったゲームがものすごくスピーディーで90分間、(アルゼンチンの)メッシやアグエロなどのスター選手をチリがきっちり抑え込んで、相手に仕事をさせない。
なおかつボールを奪った瞬間にもうチャンスだと思えば、センターバックの選手もゴール前に飛び込んでいく。ボールを追い越して、4人、5人が(ゴール前に)飛び込んでいく。またボールを奪われたら、そこからディフェンスが始まる。
また、高い位置でボールを奪って、また次へ。1点取ったシーンなんかはものすごくいい形で点を取っています。じゃあ、今、ここにいる選手にアルゼンチン代表の選手の名前を挙げろと言ったら何人も挙げられると思うんですが、チリ代表の選手の名前を挙げろと言ったらやはり出てこないと思うんです。まさにそれが我々のスタイルではないかなと。決していい選手がいるわけでもない。でも、粒は揃っていると思うんですけども。ただ、その中で90分間チームのためにひたむきに走り続けることができた選手が試合に出ていくし、そういうサッカーを目指しています。
こういう形で1年間通して36試合、きっちり試合ができたら、その先のものが見えてくると思っていますので、明日からトレーニングは厳しいトレーニングになっていくと思うんですけども、90分間走れる体力、90分間戦えるメンタリティと、そしてフクアリでお客さんに感動を与えられるような選手をチョイスしていくような形をとっていきます。
昨シーズンとは違って練習の量も質も、そしてゲーム(練習試合)も増やしています。
もしかしたら何人か脱落する選手も出てくるかもしれませんが、そこを歯を食いしばって頑張ってもらって、1年でJ1に上がれるようなチームを作りたいというのと、選手にはそれを期待しています。
ちょっと長くなりましたけども、厳しい戦いにはなると思うんですが、しっかり結果を 出して、そしてJ1に上がった時には中位から上位を目指して、そしてアジア(AFC アジアチャンピオンズリーグ)を目指せるようなチーム作りを今年1年やって、チームの色を出して作っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします」
以上
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