本日、等々力陸上競技場にて川崎フロンターレの稲本潤一選手新加入会見が行われました。会見での武田信平社長・福家三男強化部長・高畠勉監督のコメントは以下の通りです。
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●武田信平 代表取締役社長:
「みなさん、こんにちは。
今日は稲本選手のフロンターレへの加入会見にお集まりいただきまして大変ありがとうございます。大変寒い中ですが、稲本選手はこれが暖かいそうです。10日の新体制発表会見に間に合うと、多くのファンも大変喜んだんじゃないかと思いますが、ほんのちょっと間に合わなくて、ちょっと残念だなという思いはあります。いずれにしても契約が決まりまして、大変うれしく思っているところです。
フロンターレの今シーズンの最大の課題はボランチの強化ということであります。そういう中で、稲本選手が来てくれた。非常に経験豊かで、有能な選手が来てくれたということについては、非常に理にかなった、素晴らしいベストな補強であると、今思っています。
先日の新体制発表会の中でも申し上げましたが、昨シーズンを振り返ったときに、半歩は踏み出しましたが、一歩を踏み出すことができなかった、という話をしました。今シーズン一歩を踏み出してタイトルを取るためには技術・戦術・体力、それから精神面、チームワーク。そうした多くのところで積み上げをしていかなければならない。ということをお話したわけですが、それを実現するという意味では稲本選手はフロンターレにとってはなくてはならない、必要不可欠な選手であると思っています。
稲本選手はみなさんご存じの通り、心技体という事については申し分ない選手です。それに加え、ワールドカップという大舞台での経験とか、ヨーロッパでの経験。こういった中で身に付けたものをこのフロンターレで実践してくれることで、フロンターレは一段と強い、タイトルを取れるチームに成長するだろうなと思っています。ぜひ稲本選手の持っているものを100%出して、なおかつチームのリーダーとして牽引してもらって、このフロンターレを優勝に導いてくれることを私としては強く期待しておるところです。以上で私のご挨拶とさせていただきます」
●福家三男 常務取締役強化本部長:
「昨日のメディカルチェック。それから今日の契約ということで、滞りなく稲本選手の加入が決定いたしましたことをご報告申し上げたいと思います。新体制発表会でお話させていただきましたが、今年の補強のポイントは、基本的に各ポジションごとにレベルアップということが前提にありますが、フロンターレとして今年目標をしっかりと確実に結果を出さなければならない年、という位置づけでチームの安定感を目標にしながら、ポイントにしながらスカウティングをしてきました。やはりボランチのポジション。攻守の要でありますし、去年のいろいろなゲームの反省点。やはり攻撃的なチームでありますから、攻撃から守備への切り替えというところが非常に大きなポイントであろうと思っていましたし、今回の大きな重点ポイントとして、補強選手をリストアップしてまいりました。先程からお話がありましたように、この稲本選手。今日ここで記者会見できることを私は大変幸せに思っていますし、その稲本選手のことを若干お話しますと、各年代別の代表選手をずっと通してこられた。それから海外、Jリーグを含めて、Jリーグですと143試合、海外で173試合。非常に素晴らしい経験を持たれています。それから日本代表選手としてワールドカップ2002、2006年に出場。そして今年の2010年で3大会の代表になる、今はまだ候補の段階ですが。そういう素晴らしい技術を持っている選手。この選手から我々は多くのものをつかみながら、今年は本当に結果を出す年というところに、大きな力になってくれると、彼を高く評価しておりました。今日ここで会見できることを大変幸せに思いますし、次の目標でありますタイトルというところに本当に大きな自信ができた。チームがひとつ、またワンステップできる、というところであろうと思います。
彼の経験は今申しました通り。それからやはり、心技体というところをしっかり持った素晴らしい選手。ディフェンス能力も非常に高いボランチの選手ということで、さらにこのチームが安定感を増しながら結果を出すというところでは欠かせない選手であろうと思っています。
稲本選手を獲得し、本当に結果が出せるように今年1年、頑張ってまいりたいと思っています。最後になりますが、稲本選手の決断。それから今回稲本選手の移籍に関しまして、いろんな方にご苦労いただきました。本当に感謝を申し上げたいと思いますし、この稲本選手とともに29名の選手で今年1年、目標のタイトルに挑みたいと思っています。本当にありがとうございました」
●高畠勉監督:
「今回の稲本選手の獲得についてですが、今シーズンのフロンターレが優勝するために必要な補強ということで、フロントの方と話をしました。中盤で核になれる選手ということでお願いしますと、フロントの方にお願いしました。その中で稲本選手の名前が上がりました。稲本選手であれば申し分ない選手でありますし、お願いしますと話しました。
稲本選手はヨーロッパで活躍されているので、非常に難しかったと思いますがフロントや関係者の方々の努力が実り、フロンターレに来ていただけました。また稲本選手がフロンターレを選んでくれたことを本当に感謝したいと思います。
稲本選手に期待するところなんですが、今シーズン、我々の目標はタイトル。優勝を掴み取ることです。それに当たりまして、私が考えているところのプラスアルファの部分を考えるときに、新体制発表会で申し上げました通り、精神面を考えています。彼のプレー面はもちろんですが、彼のヨーロッパでの経験を生かした精神力。メンタル面でチームをしっかりと引っ張っていってもらいたいと思っています。またプレー面の方では彼のアグレッシブな守備能力がフロンターレのサッカーにも合っていると思いますし、そのボール奪取能力から攻撃へ。そして彼は非常に得点力もある選手ですから、しっかりと守から攻、攻から守と中盤で核になって、チームを勝利へと導いてもらえればと考えています。
これで今シーズン、全容が決まったわけですが、我々フロンターレは年々成長しております。本当にタイトルを取れるまでの力が付いてきたと思います。稲本選手の加入により非常に層が厚くなり、頼もしくチームをスタートすることができました。今シーズン、しっかり準備して稲本選手の特徴を活かして、プラスアルファの力でフロンターレらしい攻撃的なサッカーを展開し、必ず優勝を掴み取りたいと思っています。
本日はありがとうございました」
★新加入会見での稲本潤一選手コメント
以上