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【2010シーズン始動!】愛媛:新体制発表・新加入選手会見でのコメント(3)(10.01.14)

1月14日、松山市内のホテルにて愛媛FCの新体制発表・新加入選手会見が行われました。席上での質疑応答は以下のとおりです。

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Q:バルバリッチ監督は昨季4-3-3で戦いたいと言っていましたが、今季はそれをイメージした布陣と受け止めていいか?
●バルバリッチ監督
「4-3-3は好きなフォーメーションなので、できるならそうしたいと思っています。ただ、準備期間ではフィジカルにも時間を使い、新しい選手もいて、どれだけ4-3-3を選手が理解していくかによって4-4-2や4-2-3-1も捨てきれないオプションになると思います。ただ、基本的にやりたいのは4-3-3です。今回来てもらった新しい選手も既存の選手も含めてセオリーとしては4-3-3ができると思いますが、実際にやってみてできるかどうかだと思うので、それを見ていきたいと思います」

Q:ドウグラス選手や杉浦恭平選手のプレーはどう見ているか?
●バルバリッチ監督
「ドウグラス選手の情報や成績は見ていますし、試合の映像もいくつか見ました。ピッチの真ん中に立ってもらって期待できる選手だと思います。もちろん、どの選手にも言えることですが実戦が大事で、今もらっている情報を愛媛でも実現できるかは実戦で見たいと思います。
杉浦選手は今まで公式戦が少なく、映像は正直なところ見ていません。レポートを聞く限りでは我々のスタイルでできる選手だと思いますし、若いので愛媛で爆発してほしいと思います。
また、石井選手は経験もありますし、いい選手との情報がありました。自分が期待する前への動き、後ろへの連動した動き、攻守に渡る連続したプレーや、ゴール前での危険なゾーンへの飛び出しを期待しています」

Q:開幕に向けて重点を置くことは?
●バルバリッチ監督
「まずは松山で2週間ほどトレーニングをして、その後キャンプをして、また松山で準備期間が続きます。内容で注意することは量よりも質です。いかに正しいトレーニングをするか。たくさん練習をしてよくなるものではありませんし、個々の選手に合ったトレーニングメニューにしたいと思います。
まず松山での最初の週は体力づくりや筋力をつけるところから始まります。戦術は後に時間もありますので、まずは体作りが大事です。体力が付いたからといって各選手の成功を保証するものではありませんが、逆を言えば体の準備ができていない選手は成功できないことが保証されています。しっかり体を作ることがまず大前提です。シーズンは長いので始まる前の体力づくりが非常に大事だと考えています」

Q:フィジカルコーチは愛媛初ということですが、昨季の課題をどう見てフィジカルコーチを置くことになったのか?
●バルバリッチ監督
「彼とは前に所属していたシロキで一緒に協力して、非常にいい結果を残しました。その協力関係はうまくいっていましたし、選手とも彼がうまくやっていて、個々の筋力やフィジカルの強化でものすごく大きな貢献をしてくれました。彼はフィジカル専門にやってきているので、怪我を減らすという意味もあるし、体づくりと怪我の防止という意図から、彼を呼ぶことになりました。
昨季のことに関しては私が愛媛にきてからのことしか話ができませんが、怪我が多かったのは事実で、選手が疲れていて体力的にきつそうなところもありました。フィジカルの強化が必要であったことが一番の理由です。今は世界で見てもフィジカルコーチがいないチームのほうが少なく、フィジカルコーチがいることは当然で、監督の他にもそれぞれの専門家が集まっています。監督にとってはフィジカルコーチがいることで負担が減りますし、また選手たちもフィジカルコーチと一緒に準備ができると思います。ただ、とにかく怪我を減らして体力を付けたいと思っています。怪我をすると治るにも時間がかかりますし、治っても復帰するまでに時間がかかります。そういったところでもフィジカルコーチの存在は大きく、怪我が治ってからの回復の部分でもフィジカルコーチの意味は大きいと思います」

Q:昨季の51試合から36試合に減ることで、チーム作りの変化はあるか?
●バルバリッチ監督
「昨季の51試合はほぼ毎週試合があるという非現実的な日程で、選手がモチベーションをキープすることも困難で、フィジカルのリズムを維持することも困難でした。試合が多く、体を削ったのも怪我に影響したのではないかと思います。今季は試合が少なく、シーズンが始まった後も試合と試合の間でより深く準備ができるので、サッカーの質も上がるしメンタルや体力も余裕が出てくる。サッカーのクオリティは上がると思います」

Q:社長に質問です。ホームゲームが減りますが、観客動員5000人を目指して運営面で重点的にやることは?
●亀井文雄社長
「昨季は51試合、日曜日に試合があって、次の水曜日と土曜日か日曜日にも試合というハードなスケジュールで、ホームゲームのイベントなど我々も何というか走り回っているような状態でした。色々な企画をやるにしても準備やゆとりがありませんでした。
それが今季は2回戦制で準備ができるということで、我々も色々なこと、イベントなどを含め色々なことをやれると思います。
監督からも試合のグレードを上げられるという話でしたが、我々の運営もそういう意味では質を上げられると考えていますし、そういう部分では本来の姿になると思います。ただ、問題は試合数が減るということは収入が減るということも事実です。アウェイの経費が減って運営面での経費が下がることもありますが、フロントサイドとしてはバランスを考えながら計算しながらやらなければならないと考えています」

Q:期限付き移籍の選手が少なくなりましたが、チーム作りの中で期限付き移籍選手から脱却していくという社長の思いと見ていいのでしょうか?
●亀井文雄社長
「2006年にJ2に加盟した段階で、当面は完全な育成型ではなく期限付き移籍の若い選手を集めてシーズンを戦わなければならないというのが課題だと以前にも申し上げました。ある程度シーズンをやりながら、できる限り期限付き移籍の選手を少なくし、我々の選手を育てたいということは根底にありました。期限付き移籍の選手は我々の所属ではなく、いずれは元のクラブに帰るということで、戦力としてはありがたいが長くいる可能性は少なかったと思います。我々も5年目を迎え、期限付き移籍の選手を少なくするのは前々からの計画でした。長くいる選手が育ってきている部分でチーム作りを明確にしたいということもあって、少なくしてきたということです。それがゼロになることがいいのかというとそうではありませんが、アカデミーで地元の選手を育てることはひとつ大きな課題で、トップチームの選手も育ってほしいと思います。その流れの中で、期限付き移籍選手が減ってきていると考えていただければと思います」

●佐伯真道GM
「補足として、今季の期限付き移籍の選手は内田健太選手と杉浦恭平選手の2名ですが、昨季もシーズンスタート時は横谷繁選手と柴小屋雄一選手の2名でした。数は変わっていなくて、昨季はシーズン途中に永井俊太選手、加藤慎也選手、内田選手の3名を期限付き移籍で補強した、ということです」

以上

愛媛:新体制発表・新加入選手会見でのコメント(1)
愛媛:新体制発表・新加入選手会見でのコメント(2)

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