9月27日(日) 2009 J2リーグ戦 第42節
仙台 1 - 0 熊本 (16:04/ユアスタ/14,374人)
得点者:44' 渡辺広大(仙台)
スカパー!再放送 Ch185 9/28(月)12:30〜(解説:菅野将晃、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
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●手倉森誠監督(仙台):
「前節の悔しい引き分けから挑んだこのゲームだった。この3連戦はビッグウィークだという話をして、前回に引き分けただけに、今回のゲームは非常に重要だった。9月の締めをしっかりするには、絶対に勝点3が必要だった。
序盤は少し動きが重く、自分達からパスミスなどでなかなかリズムに乗り切れなかった。そんな中、作りでの得点というよりも、セットプレーで前半の終了間際に得点できたことが非常に大きかった。
後半は決定的なチャンスを数多く演出して、1点止まりだったという反省点はあるかもしれないが、今日の後半に関しては、危なげない守備を徹底的にやれたと思う。チームは前回に失点を0で抑えていれば勝点3が転がってきていたということも思い出しながら、今日はそれを証明することができた。2点目を取れないときでも、じれずに1-0でしのいで勝点3を取るということに、本当に強い意志を持って、今日は勝点3を拾ってくれた。
今日は控え室の通路の前に、横断幕をサポーターが寄せ書きを入れて張ってくれたこと、あれが前回引き分けた我々にとってはすごく心強いメッセージになった。それのおかげで、選手は連戦の中でも体力を振り絞って戦ってくれたと思いますし、感謝したい。ただひとつ、中島が一生懸命プレーしてくれた中でもブーイングが出たのはちょっと寂しいと思った。
いずれにしても、勝点3を取って9月を締められたので、残りの9試合も、この手堅さを持続して前に進んでいきたい」
Q:相手の2列目の飛び出しに対して、今日はどのような対策をとったか?
「まず出入りのところでしっかりと受け渡しをすること。彼らの一番いい時というのは2列目とトップがワンタッチ、ツータッチのパス交換でどんどん追い越しあっていくというプレーがある。我々も、マークをまず明確にさせた中で、アプローチを、はたかれたときには自分のポジションに帰ろうと、自分達のオーガナイズを崩してはいけないという見方をして、今日はそれが前回対戦や前々回の対戦の前半に回されたことを考えれば、うまく凌げた」
Q:監督から見た中島選手の評価を。
「前半は、まずFWの引き出しのアクションが2人とも遅かった。それで中盤になかなかスペースが空かなかった。それが後半に少し修正できた。中島と平瀬が何を変えたかというと、前に動くこともそうだし、守備でまず追いかけまわしてくれたということが非常に良かった。
中島はこうやってまたいろいろな経験を積んで成長している過程だと思うし、あともう少しでゴールに近づいているんじゃないかという気配を感じる。温かく見守ってほしいところだ」
Q:ホームで8連勝はJ2で3位の記録だが、改めてこのホームに何かを感じるところは?「ここに帰ってくるとなんとなく落ち着いてプレーできるようになっていると自分でも感じる。あとは、選手が今日はちょっとボールが足につかなくて重そうなところで、リズムに乗り切れない中でも、サポーターもひとつのチームになって後押ししてくれるということを非常に感じた。それが今、この連勝に繋がっていると思う。本当に、サポーターも含めた一体感無くして、この記録は作れないと思うから、どんどん一緒に作っていきましょう、と言いたい」
Q:決勝点をあげて完封にも貢献した渡辺選手の評価を。
「前回は本当に悔しい思いをしているので、エリゼウと渡辺に関しては、昨日のミーティングの時に2人だけを残して『ミスしなければ絶対に勝てるんだ、その自覚を持ってプレーしてくれ』という話をした。今日はそういった自覚が見られた。失点を0に抑えられたことと、FW陣がことごとくチャンスを逃している中、セットプレーで、マスクをしながらでも、ヘディングで叩きこんだ。本当に、前回の挽回をしてくれる活躍を今日はしてくれた」
Q:熊本相手には今季セットプレーからかなり得点しているが、今日も狙っていたか?
「熊本は、前回も横浜FCに対してロスタイムでやられていたし、我々も実際に直接点を取れているということもあったので、セットプレーはチャンスだと思っていた。
あとはこの連戦の中で、やはり体力を消耗するなかでも一番大事なプレーがセットプレーになるので、それを大事にした結果だと思う」
以上