Jリーグの原博実副理事長がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直な言葉で綴る『超現場日記』。10月18日は明治安田生命J1リーグ第29節・浦和レッズvs大分トリニータを視察した。
■金曜日だが大分サポも大挙
浦和は水曜日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦、広州恒大とのアウェイ戦を控えている。そのため、今節の大分戦は金Jとなった。
アウェイ側に目を向ければ、金曜日にもかかわらず大分サポーターが多く来てくれている。
■試合は劇的な幕切れ
小雨が降り出す中、激しい試合になった。浦和は、鈴木大輔、青木拓矢、U-22代表でブラジル遠征から帰国したばかりの橋岡大樹をベンチ外にし、代わりにそれぞれマウリシオ、阿部勇樹、宇賀神友弥をスタメンとした。
一方の大分は、後藤優介を1トップ、小塚和季と今季ヴィッセル神戸から加入し2試合目の先発となる小林成豪を2シャドーに配す。
ではハイライトをどうぞ。
https://youtu.be/MGS7FgTRWHI
前半は、ボールを保持している時間が明らかに長い大分が主導権を握る。
13分には抜け出した松本怜が左ポスト直撃のシュートを放ち、ホームチームを脅かす。浦和はあまり大分のボールに強いプレスをかけず、バランスを崩さずに対応していたように見えた。
後半、浦和は前半より積極的な守備、攻撃を仕掛ける。
しかし、興梠慎三、宇賀神友弥がチャンスを作るも決め切れず。90分には、カウンターから抜け出したファブリシオがGK高木駿と1対1の場面を迎えたが、高木が見事なセーブを見せた。
直後の後半アディショナルタイム、93分に大分がカウンターを仕掛ける。左サイドを駆け上がった三竿雄斗のクロスを、ゴール前に走り込んだ後藤優介がヘディング。これが決勝ゴールとなり、劇的な幕切れで試合は終了した。
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