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コラム

データコラム 数的有意

2015/12/24 17:08

浦和と広島の共通点と相違点は?項目別に見る各クラブの特徴【グラフィックレポート】

今回は試合結果に関連するデータと出場選手についてのデータを使って各クラブを振り返ってみた。

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データ

各マス内の数字は今シーズンの実績値を表し、マス内の背景はその項目のリーグ内での順位を縦棒グラフの高さで表している(失点、被シュート、相手先制試合数の順位のみ少ない順)。

左側の緑色系の項目は、試合結果に関連する項目が多いため成績上位のクラブが目立っている。その右側の青色と紫色の項目は選手に関連するデータで、右端にあるスタメン11人構成数とは、スタメン11人の組み合わせがシーズン中に何パターンあったかを表した数字である。出場選手数やスタメン平均年齢と合わせて見ていくと、若手が多く出場しメンバーが固定されていなかった清水エスパルスの数字が特徴的といえる。逆にJ3のレノファ山口FCは圧倒的に少ない13通りで優勝を果たしている。

各リーグの平均を比較してみると、先制時の勝率が最も高いリーグはJ3で、最も低いのがJ1となっている。J1は相手に先制を許しても逆転で勝利する割合が他と比較して高く、最後まで勝敗が読めなかったシーズンだったといえるだろう。その中心となっていたのが浦和レッズとサンフレッチェ広島である。他にこの2クラブの共通点として挙げられるのが、スタメン11人の構成数は少ないがゴールを決めた選手や途中出場選手のゴール数が多いこと。主力は固定されつつも他の選手も結果を出しながらリーグ戦を戦っていたことが読み取れる数字だ。

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データ

浦和と広島の年間勝点の差は「2」だが、先制した試合での勝率は大きく異なる。浦和が先制した試合は22戦15勝5分2敗(勝率68.2%)であるのに対し、広島は19戦18勝1分0敗(勝率94.7%)。浦和は勝点にすると「16」も失っていることになり、この失った勝点16はリーグで7番目に多い数字である。追加点を奪えるかどうか、守り切れるかどうか、先制した後の試合結果には大きな違いみられた。

(文章/データ提供:データスタジアム株式会社)

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