シャレン!Jリーグ社会連携

サガン鳥栖
ウィントスくんのランドセルカバーでつながるSAGAのチカラ
11年続いている新小学1年生への「ウィントスくんのランドセルカバー」の贈呈。2014年に鳥栖青年会議所と鳥栖三養基交通安全協会と協働してスタートし、2016年からは佐賀県と佐賀県交通安全協会の連携に広がり、佐賀県内全ての小学1年生が着用するようになりました。これまで約80,000名のこどもたちがウィントスくんを背負って登校してきました。2018年からは佐賀県交通安全意識改革運動「SAGA BLUE PROJECT」や警察とも連携。その活動は「つくる」側にも広がり、2024年度は製造工程を佐賀県内企業で行うMade in SAGAを実現。2025年度は再生利用ができてSDGsを意識した布製ランドセルカバーが完成し贈呈される予定です。
- 活動場所
- 佐賀県内の全ての小学校と通学路、駅前不動産スタジアム
- 協働者
- 行政、企業、住民、学校、一般社団法人
- 協働者名
- 佐賀県、佐賀県警、佐賀県内警察署、一般社団法人佐賀県交通安全協会、鳥栖三養基地区交通安全協会、佐賀南地区交通安全協会、佐賀北地区交通安全協会、神埼地区交通安全協会、小城地区交通安全協会、多久地区交通安全協会、相知厳木地区交通安全協会、唐津地区交通安全協会、呼子地区交通安全協会、伊万里地区交通安全協会、有田地区交通安全協会、武雄地区交通安全協会、白石地区交通安全協会、鹿島地区交通安全協会、嬉野地区交通安全協会、地域の見守りボランティア、佐賀県内の全ての小学校、株式会社日本文教センター、クロカミスクリーン、就労継続支援B型事業所THREE GIFT、かがやき、はぁもにい、特定非営利活動法人オレンジ
協働者の声
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佐賀県県民環境部くらしの安全安心課交通事故防止特別対策室 室長/山崎 康子 氏
佐賀県は、県内地区の交通安全協会・サガン鳥栖と共同して、新一年生にランドセルカバーを贈っています。この活動が発展し、一昨年からは高橋義希SRO、ウィントスくん、地区の交通指導員さんや警察の方々と、様々な地区で、朝の登校時間の子ども達の見守り活動(交通立番)を始めました。ランドセルカバーから繋がった「縁」が広がり、県民一体となって子ども達の安全と安心を見守っています。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式X
3.公式サイト②
5.佐賀新聞HP
ストーリー
サガン鳥栖マスコット「ウィントス」を活用したランドセルカバー贈呈は、2013年7月に、鳥栖青年会議所とサガン鳥栖の間で「サガン鳥栖ブランディング協定」を締結。その事業の一環として2014年に鳥栖青年会議所、鳥栖・三養基地区交通安全協会、サガン鳥栖が共同し、「新小学1年生へランドセルカバーを贈ろう」企画として、鳥栖市、基山町、みやき町、上峰町内の新入学児童へのランドセルカバー配布をスタートしました。その後、2016年からは、佐賀県民の交通安全意識の高揚を図ることを目的に、佐賀県、佐賀県交通安全協会、サガン鳥栖で共同制作したランドセルカバーを佐賀県内の新入学児童全員に配布することとなり、今年で11回目(佐賀県全域となってからは9回目)の実施となりました。


11年目となった今年、「反射材がほしい」「破れたら使えなくなる」という保護者の声、「環境に配慮したランドセルカバーにできないか」という長年の課題を学習補助教材製造販売を行っている「日本文教センター」へ相談したところ、地域の方々とともにつくる安全安心なまち、地域でこどもたちの成長を見守るという思いに共感くださり、「一緒に取り組みたい」と企画、製造にご協力いただき、2024年度、製造、印刷、検品の全ての工程をMade in SAGAで実現することができました。輸送時のCO2排出量低減や、障害者の就労にもつなげることができましたが、2025年度は更に、安全性の向上、環境への配慮、ものを大切にする心づくり、SDGsも意識した製品をつくりたいという思いもあり、布製のランドセルカバーづくりの実現に向けて、小学生を対象にしたモニター募集、イベント先でのアンケート調査をしながら製品の改善に取り組んできました。そして、2025年度新1年生が着用するものからは、様々な改良が施されたランドセルカバーができあがりました。
【2025年度の主な改良点】
・反射材がついたことで天候の悪い時でも目立つようになり、より安全性が高くなった。
・素材を布製にすることで破損しても修復が可能になり廃棄することがなくなった。
・破損したランドセルカバーはホームゲームに持ってきてもらい試合中に補修して試合後にお返しする対応が可能になった。
・補修ができるため予備製作分を削減することができ、無駄を減らすことができた。
・布製ランドセルカバーは2年生になった時にリメイクして、上靴入れ、体操着入れ、ペンケースなどとして継続使用することが可能になった。
ランドセルカバーが1年生時だけでなく、小学6年間利用可能となり、シンボルであるウィントスが子どもたちを見守る存在になれることで、地域の皆さんと一緒になってこどもたちの安全安心につながっています。