シャレン!Jリーグ社会連携

FC大阪
サッカーの力でインクルーシブな地域共生社会の実現へ
FC大阪は、株式会社ノーサイドと共同で2021年3月に「ダイバーシティ推進本部」を設置。サッカーが持つ“人や地域をつなぐ力”を活かし、あらゆる人々が活躍できる誰一人取り残さないインクルーシブな地域社会づくりを共に進めています。2024シーズンはアスルクラロ沼津戦をダイバーシティスペシャルマッチとし、重度の障がいがある方々とご家族様を招待。
エスコートキッズやキックインセレモニーを見守る場内の一人ひとりが、お互いを認め合い、支え合う共生社会の実現に向け「自分や地域、企業として何ができるのか」を考える機会となりました。
- 活動場所
- 東大阪市花園ラグビー場、ひとつなぎカフェ、パートナー企業
- 協働者
- 企業、学生、NPO、ファン・サポーター、スタジアム、飲食店、選手
- 協働者名
- 株式会社ノーサイド、NPO法人ノーサイド、株式会社ディエスジャパン、選手・スタッフ一同
協働者の声
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株式会社ノーサイド/中西 良介 氏
今回のスペシャルマッチはサッカーの力で福祉と企業が繋がり、ディエスジャパン(ブース運営)、関西興業(アート作品ラッピングパッカー車)等の企業の皆様のご協力で実現しました。今後も皆様と「ダイバーシティー塾」、「ひとつなぎカフェ」を通じ、多様性を知り・考え・行動し、福祉と社会がつながる社会を目指して参ります。
活動詳細情報
1.公式サイト
ストーリー
■サッカーの力でインクルーシブな地域共生社会の実現へ■
FC大阪は、トップパートナー契約を結ぶ株式会社ノーサイドとの共同事業として2021年3月に「ダイバーシティ推進本部」を設置。
ノーサイドが展開する障がい福祉サービスや地域生活支援事業で培われた事業ノウハウと、FC大阪が有する自治体や企業等とのSDGsに通ずる社会貢献実績と、サッカーが持つ“人や地域をつなぐ力”を相互に活かし、国籍や性別、ハンディキャップ等に関わらず、あらゆる人々が活躍できる誰一人取り残さないインクルーシブな地域共生社会づくりやSDGsの達成を共に目指しています。


■共に知り・考える場「ダイバーシティ塾」■
2022年からは「ダイバーシティ塾」と題し、ダイバーシティ(多様性)に関連するテーマを設定した勉強会をホームゲーム開催時に併せて定期開催。パートナー企業等が参加する形式で、「障がい者雇用」、「女性活躍」など多様性についての社会課題や解決のヒント等を知り・共に考える場に。
■ダイバシティースペシャルマッチ■
2024シーズンはさらに連携・取組みの輪を広げ、アスルクラロ沼津戦(4月28日(日))をダイバーシティスペシャルマッチとし、重度の障がいがある方々とご家族様、総勢192名の方々をホームゲームにご招待。ご招待した皆様の車両送迎やスタジアム移動、観戦のサポートをパートナー企業である株式会社ディエスジャパン様にもご協力いただきました。
ゲーム開始前には車椅子9台、バギー2台を含むエスコートキッズを実施しましたが、タイヤから守るためのピッチ保全の作業は試合前の限られた時間内に収めるため、スタッフ総出の作業により実現に至りました。
優しく手を添える選手と一緒に入場する子どもたちの笑顔、力強くキックインを終えた誇らしげな背中は、障がいは個人が「もつ」のではなく、地域や社会の中に障がいが「ある」環境を、一人一人の協力でなくしていく重要性、必要性、その先にある「(誰にとっても)障がいのない」社会を実現することの意義を私たちに強く印象付け、再考させるきっかけとなりました。
多くのサポーター、選手、関係者に、障がいを含め様々な課題にチャレンジすることの大切さや、お互いに支え合い共生する社会づくりに「一人ひとりができることは何か?」を知り、考え、実践していただけるよう、FC大阪は今後も、このようなインクルーシブな地域共生社会の実現に向けた取り組みを進めて参ります。