シャレン!Jリーグ社会連携
浦和レッズ
「犯罪被害者支援」~あなたを支えるチカラになる~
浦和レッズは、埼玉県警とともに犯罪被害者支援に取り組んでいます。
被害者支援は、重要であるものの社会的認知度が低く、被害者へのケアが不十分です。そこで、支援の認知度向上や被害者に寄り添うことは、浦和レッズが地域公共財として果たせる役割と考えました。
埼玉県警や彩の国犯罪被害者ワンストップ支援センターと連携しての支援周知や、被害者に直接寄り添う支援活動に取り組んでいます。事件・事故では、解決後も被害者の苦痛が継続しているケースも多く、一人ひとりに目を向け、支援する社会的重要性を実感しています。
- 活動場所
- さいたま市内
- 協働者
- 行政、 学校、 協議会、 選手、 公益財団法人、 埼玉県警
- 協働者名
- 埼玉県、埼玉県警察、公益社団法人埼玉犯罪被害者援助センター、埼玉県犯罪被害者支援推進協議会、尚美学園大学
協働者の声
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埼玉県警察本部 警務部警務課 犯罪被害者支援室/星名 竜一 氏
浦和レッズの皆様には被害者支援にご理解、ご協力をいただき、広報イベントや被害者等招待試合などを一緒に実施させていただきました。招待いただいた被害者等からは「選手に生きる希望をもらった」などの反響がありました。今後も浦和レッズの力をお借りし、支援周知や被害者に寄り添う支援活動を実施していきたいです。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式サイト②
3.埼玉県HP①
4.埼玉県HP②
5.公式X
ストーリー
~「犯罪被害者支援」の現状を知る~
埼玉県警から「犯罪被害者支援」について共同で取り組めないかご提案いただき、社会にあまり知られていない犯罪被害者支援の必要性を再認識しました。事件・事故で受けた様々な傷は司法上、民法上で解決した後も消えない方が多くいます。浦和レッズとしては、支援の必要性を社会にお伝えするとともに、被害者やその家族の皆様に少しでも寄り添い、平穏に過ごせるようなきっかけづくりができないかと強く感じ、「周知、啓発」と「寄り添い」をテーマに取り組みを始めました。
~できることは「知ってもらうこと」「寄り添うこと」~
浦和レッズは犯罪被害者やその家族が再び平穏な生活を営める社会を目指すという『埼玉県警犯罪被害者支援推進協議会』の目的や趣旨に賛同し、2021年10月に加入しました。
啓発のため、浦和レッズはこれまでは行ってこなかった告知形式を採用しました。実際とは異なるキャラクターづくりになりかねないとしてきたアニメ化にチャレンジ。浦和レッズをイメージした女性選手を主役に、被害者支援の大切さを呼び掛けるもので、啓発ポスターも作成し県内各所に掲出しました。
また、犯罪被害者の方々をホームゲームに招待して交流したり、PRブースを開設するなど、啓発と寄り添いのための活動を行いました。
~これからも、あなたを、地域を、支えるチカラに~
事件・事故後という目の行き届きにくいところへの支援に踏み切った浦和レッズですが、「これから」にも目を向けて埼玉県警と連携し様々な取り組みも行っています。
ホームゲームで子どもたちに警察の仕事体験する場を提供したり、選手が盗難被害防止キャンペーンや一日警察署長に就任したりしています。このほか、コーチたちが非行防止サッカー教室を開催。これからも、安心安全で「しあわせなホームタウン」づくりに多様な角度から取り組んでいきます。