シャレン!Jリーグ社会連携
ガイナーレ鳥取
地域で作るおやこの遊び場「おやこスポーツBASE」
公園はあるが、遊具ではまだ遊べない。広場はあってもいつも同じ遊び。そんな悩みを持つ「おやこ」が一緒に遊べる場所を考えました。ボール遊びでは、手取足取りおやこ一緒にゴールを目指す。子ども達が一人で挑戦した後には「上手だったね」と我が子を抱きしめる。運動後はレジャーシートにお弁当を広げ参加者同士で団欒。まるで参加者全員が家族のような温かい光景。「育児の大変さを少しでも和らげたい」「遊びやスポーツを好きになってほしい」そんな想いの団体、企業、行政が協力し合いこの活動を進めています。
- 活動場所
- Axisバードスタジアム、ガイナーレYAHATAコート、OOE VALLEY STAY〈オオエバレーステイ 鳥取〉、チュウブ鳥取砂丘こどもの国、皆生プレイパーク
- 協働者
- 行政、 企業、 民間団体
- 協働者名
- Tottori Mama‘s、イッポラボ合同会社、大江ノ郷自然牧場、鳥取県トライアスロン協会、鳥取県、米子市
協働者の声
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Tottori Mama‘s/中井 みずほ 氏
「おやこスポーツBASE」のお話を伺ったときに『育児による女性の孤立化を防ぐ』という私たちの活動と同じ想いでの取り組みという点に大共感しご一緒させていただいております。参加するどの親子様も笑顔で楽しそうなのはもちろん、スタッフや参加者同士の繋がりが生まれ、ここから交流が広がっていると感じています。
活動詳細情報
3.日本海新聞HP
4.公式X
5.公式サイト
ストーリー
「参加対象は1歳から。
2013年「子ども達や保護者の憩いの場を創出し、新しい地域のコミュニティとして育てていくことができないか」という想いで未就学園児を持つおやこを対象にした「おやこdeサッカー」がスタート。
そしてこれまでクラブのみで行っていた活動に、2021年、育児による女性の孤立化と向き合う「Tottori Mama’s」、子ども達の教育に向き合う「イッポラボ合同会社」、30代の運動不足に課題を感じていた「鳥取県」が加わり、「おやこスポーツBASE」として運営しています。
おやこスポーツBASEの様子
活動では、おやこで鬼ごっこやボール遊び、おやこで絵の具を使って線を書いたり、全身絵の具まみれになりながら旗を制作。おやこで木製のトラック・積み木で一つの街を作る。おやこでひらがなカードを使って宝探し。と、毎回担当スタッフがそれぞれの強みを活かしたメニューを実施しています。
時には言葉がほとんどが通じない子ども達にスタッフが試行錯誤して作ったアトラクションを一瞬で破壊されてしまうこともありましたが、「子ども達と一緒になって走り、考え、楽しむことでしばらく忘れていた純粋な喜びと、少しの心の余裕が戻ってきた」という参加者の声や笑顔に毎回力を頂いています。
2021年74名、2022年102名、2023年193名と参加者も増え、活動内容の満足度も上がってきていると実感しています。また協働者が増えたことにより鳥取市のみで開催していた活動を米子市でも行う事ができるようになり活動のエリアも広がっています。
こどもたちのみらい ふるさとのみらい
人口減少という大きな流れの中で、故郷を大切にできるように「こどもたちのみらい ふるさとのみらい」というSC鳥取百年構想を大切にしています。
これからも地域の宝である子ども達をみんなで見守る、子どもも大人もみんながスポーツっていいよね。子育てって楽しいよね。鳥取に生まれて良かった。そう思える地域になれるよう活動の輪を広げていきたいと考えています。