シャレン!Jリーグ社会連携
東京ヴェルディ
地産地消のサイクルを!東京ヴェルディ米粉クッキーづくり
東京ヴェルディと稲城市社会福祉協議会が連携し、エイトピア工房の利用者と東京ヴェルディの選手が一緒に、米粉クッキーを作成しました。ここで使用したお米は、前年実施した「選手によるお米作り体験会」で収穫したお米を活用させていただきました。一緒に作った米粉クッキーは、東京ヴェルディのホームゲームにてファン・サポーター向けに販売した他、稲城市内のお店や観光案内所などでも販売し、販路を増やしてまいりました。また、ここで得た収益は、全額エイトピア工房の作業報酬とさせていただきました。
- 活動場所
- 稲城市社会福祉協議会エイトピア工房、味の素スタジアム
- 協働者
- 行政、 住民、 協議会、 ファン・サポーター、 スタジアム、 選手、 農業団体
- 協働者名
- 稲城市社会福祉協議会 エイトピア工房、稲城市役所、小田良BASE、稲城小田良土地区画整理組合
協働者の声
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社会福祉協議会 エイトピア工房/三宅 里絵 氏
米粉作りは初めてでした。試作ではなかなかサラサラした米粉には仕上がらず、本当にできるのか心配しましたが、エイトピア工房にとって、とても良い経験をさせていただき、本当にありがとうございました。そして、今回の企画を通じて、これまで障がいの理解や社会福祉に関心がなかった人に少しでも関心をもっていただくきっかけとなっていれば幸いです。
活動詳細情報
1.公式サイト
3.公式X
ストーリー
2022年に実施した、東京ヴェルディの「選手によるお米作り体験会」で収穫したお米をどのように活用するかについて議論した結果、お米を砕き、粉末状にした方が長持ちし、且つより多くの皆さまに行き届くのではないかと考えました。そのことから、稲城市社会福祉協議会が運営し就労継続支援事業を行っている「エイトピア工房」と連携し、米粉クッキーを作成することになりました。
本作成においては、前年同様、選手の新人研修の一環としての取り組みでもあり、エイトピア工房の皆さまにとっても、就労支援事業の取り組み事例の一つとなりました。
参加5選手は、米粉作りを一緒に行う皆さまとの交流を深めました。すりばちを一緒に持ち、そしてもう一人はお皿が動かないように、分担して擦りこみ作業を行いました。腕が疲れてきたら、バトンタッチ!選手同士だけではなく、エイトピア工房の皆さまと楽しく作業を行いました。
約1時間かけて、お米をなめらかな米粉状にしました。こうして作った米粉を焼成し、米粉クッキーとして販売することになります。
東京ヴェルディが稲城市の地域貢献活動の一環として行っている『稲城市ヴェルディ応援DAY』において、作成した米粉クッキーを当日来場したファン・サポーターに対して販売しました。
当日はエイトピア工房のブースも設置し、一般就労が難しい方に働く場を提供し、就労に必要な知識および技能向上を目指すための支援を行っている施設であることを広く周知しました。
また、同ブースでは、施設スタッフ及び利用者の方とともに、東京ヴェルディクラブスタッフも一緒に来場者に稲城市で採れたお米で作成した米粉クッキーを販売しました。
これまでホームゲームや稲城市内で販売してきた米粉クッキーの売上は、稲城市社会福祉協議会エイトピア工房様へ全額寄付させていただきました。
今回、稲城市の団体と連携し、お米作りから携わることで、地産地消のサイクルを生み出すことができ、東京ヴェルディとしても地域社会における役割の一旦を担うことができました。
これからもホームタウン内にて、社会的意義のある活動を地域の皆さまと取り組んでまいります。
この度は、このような素晴らしい機会をくださった、小田良BASE様、稲城小田良土地区画整理組合の皆さま、エイトピア工房の皆さま、誠にありがとうございました。