シャレン!Jリーグ社会連携
清水エスパルス
~エスパルスで学ぼう!学びを通して地域の若いチカラをクラブの活力に~ホームタウン高校コラボ企画
若年層のファン拡大はクラブの長年の課題。招待企画やSNS等の取組みを行っている中、「総合的な探究の時間」について実践的な学びの場を模索する地域の先生方の声を聞きました。新型コロナの影響でその場は更に限定されているとのこと。そこで地域創生という目標を教育現場と共有し、未来の創り手となる学生のためにエスパルスならではの学習機会を創出しました。学習を通じ生徒が『自分ごと』としてクラブに目を向けていくことで、結果的にそれがクラブの活力・ファンづくりにも繋がる…win-winの活動の輪を広げています。
- 活動場所
- 静岡市内高等学校、IAIスタジアム日本平、エスパルスドリームフィールド 等
- 協働者
- 行政、 企業、 住民、 学校、 学生、 NPO、 ファン・サポーター、 スタジアム、 飲食店、 選手、 ボランティア
- 協働者名
- 静岡市内高等学校15校(2017~2023)、静岡市、ファナティクス・ジャパン合同会社、株式会社KOU 他
協働者の声
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静岡県立静岡商業高等学校/曲田 雄三 氏
一校で始めたコラボ企画が、今は清水エスパルスを軸に市内の多くの学校に広がって地域連携の拠点となりつつあります。連携事業が単なるイベントに終わらず継続的に連携することができ、教育効果の高いものとなっています。この先も、クラブを中心に他学校や企業同士の横の繋がりが更に広がっていくことを期待します。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式サイト②
3.公式サイト③
4.公式サイト④
5.公式サイト⑤
6.公式サイト⑥
7.公式サイト⑦
8.公式サイト⑧
10.公式YouTube②
ストーリー
本企画は2017年に静岡市立清水桜が丘高校との連携から始まり、2021年に2校を加え実施したところ、他校からの反響も大きく、2022年より市内全校へ募集案内し年間を通じて企画を行っています。
2023年には11校延べ約500名が参加。試合ボランティア体験、部活パフォーマンス披露、イベント取材、ウェルカムボード製作をはじめ、数回の授業を重ね生徒のアイデアを商品化するコラボグッズ/弁当企画等の実施、生徒のアイデアを選手が実演しTikTok Cupへエントリー、スクールコーチの監修で学生主体の運動教室を開催、クラブの環境事業に参画するなど、学校の要望を聞きながら全社横断で取り組み、行政、企業、団体等の協働もあり、事後アンケートでは83%(2023)の参加校に満足いただきました。
実践的な学びの実現のみならず、その先にある生徒の学びの深まりについても近年成果を上げてきたと感じます。
参加校より「いつもとは違う形で生徒の思いを伝えることができた」「本校の授業方針と一致していた点が良かった」「地域に貢献できる貴重な体験となった」という評価をいただき、また「本校生徒の多くは静岡に残ります。高校時代に地元チームと共に取り組んだ経験は、地元を愛し、クラブに興味を持ち、やがて家族と共にスタジアムを訪れることに繋がると思う」というお話も伺いました。これは本活動により、学校とクラブ間で同じ方向性をもって活動を進められていることによると考えられます。
若年層のファン拡大を図るクラブにとってもメリットは大きく、授業を通じてクラブに興味を持ちスタジアムに足を運ぶきっかけに繋がります。
実際、「企画を通してファンになり友人を誘い初観戦した。」「国立競技場にも観戦に行った。」との報告も受けました。
また、クラブの“困りごと”やシャレン活動を気軽に地域の学校へ相談できる関係が築けたことも本活動の大きな成果と感じています。企業も学校と繋がるきっかけとなり、クラブをハブに地域の輪が広がってきました。今後は双方の理解がより深まった目線で、未来の創り手を共に育てる連携を深めていきたいです。