シャレン!Jリーグ社会連携
アルビレックス新潟
選手が発案し、クラブが伴走してつくる社会貢献活動“ニイガタガミカタ”プロジェクト
田上大地選手発案による社会貢献活動“ニイガタガミカタ”プロジェクトは、新潟の子どもたちが夢や目標を持って、情熱を持って自分の道を歩めるよう、ひとり親世帯、児童養護施設を対象にした継続的な支援活動を行うものです。
子どもたちが生活している新潟が「味方」という文字通りの意味だけでなく、田上選手の名字(タガミ)を入れて「子どもたちに寄り添いたい」という想いをプロジェクト名で表現しました。田上選手が新潟を離れることがあっても、発案者の温かい想いを残し、活動を継続していくという決意も込めています。
- 活動場所
- デンカビッグスワンスタジアム、道の駅たがみ、新潟県若草寮
- 協働者
- 行政、 企業、 民間団体、 選手、 農家、 一般社団法人、 児童養護施設
- 協働者名
- 新潟県、田上町、道の駅たがみ、生活協同組合コープデリにいがた、株式会社ドコモCS新潟支店、株式会社セブン-イレブン・ジャパン、有限会社寺嶋旗幕染工場、新潟県フードバンク連絡協議会、田上大地選手、農家、一般社団法人新潟県母子寡婦福祉連合会、新潟県若草寮
協働者の声
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田上町 田上町町長/佐野 恒雄 氏
2022年10月にフードドライブに取り組み始め、時を同じくして田上大地選手に観光大使に就任いただきました。この活動を通じて田上町、アルビレックス新潟、サポーター、コープデリにいがた、そして、活動に賛同する方々と繋がり、支援の輪の広がりを感じます。今後も支援の輪、繋がりの輪が大きく広がることを期待します。
活動詳細情報
2.公式サイト①
3.公式サイト②
4.公式サイト③
5.公式サイト④
6.公式サイト⑤
7.公式サイト⑥
8.公式サイト⑦
9.公式サイト⑧
10.公式サイト⑨
11.公式サイト⑩
12.READYFOR
13.公式サイト⑪
14.公式サイト⑫
15.田上町HP
ストーリー
「選手として、新潟の皆さんのために行動したい」と考えていた田上大地選手(2020~2023シーズン在籍、2024シーズンよりファジアーノ岡山に移籍)は、中学1年生のときにお父さまを亡くし、ひとり親家庭で育った経験を持っています。自身と同じ境遇の子どもたちや保護者の皆さんに寄り添いたいという想いと、自身の構想を詰め込んだプレゼンテーション資料を携えて、2022シーズンのチーム始動日当日、クラブに相談してきました。
活動内容を検討するために実施したアンケートの回答数は、508件。すべてに目を通し、回答者の方にオンラインでヒアリングを実施して実態に即した情報をいただき、慎重に検討を進めた結果、フードドライブ、児童養護施設訪問、ホームゲーム招待の3つの活動を行う“ニイガタガミカタ”プロジェクトを2022年5月に立ち上げました。
継続を念頭に、まずはできることから取り組んだ1年目を経て、2年目を迎えるときには、活動の趣旨にご賛同いただく仲間が増えていました。フードドライブでは、年間の寄付総重量5,000kgを目指して、パートナー企業の生活協同組合コープデリにいがた、ホームタウン田上町と一緒に取り組むことに。また、「選手が主体的に取り組む社会貢献活動を後押ししたい」というパートナー企業の株式会社ドコモCS新潟支店、有限会社寺嶋旗幕染工場のご協力で、往復バスでの送迎やゲーフラづくりなどのアクティビティを用意した親子バスツアーを実施。11月11日(土)FC東京戦で実施した4回目となるツアーでは、初めて参加した親子一人ひとりと田上選手が交流の機会を持つことができました。
ひとり親家庭の子どもたちに種植え、収穫、自分の育てた野菜を食べるまでの体験を提供したいという構想があった田上選手は、2023年3月から農業にも挑戦。構想を実現するためのステップとして、自分が育てた野菜を販売し、その売上をひとり親家庭等の子どもたちへクリスマスケーキをお届けする「あしながサンタX’masプロジェクト」に全額寄付することに。8月に4回販売した野菜は一度も売れ残ることがなく、総額24,520円を寄付。田上選手、クラブの発信をきっかけに、ファン・サポーターの皆様からも多くの寄付が寄せられ、5,685,000円のご支援を最終的にいただくことができました。
残念ながら、田上選手は2023シーズンを以て新潟を離れることになりました。チーム活動が終了した後、12月10日(日)に田上町を訪問し、プロジェクトでお世話になった関係者の皆様へのご挨拶に加え、野菜販売とフードドライブを実施。田上選手が参加したフードドライブには、約120名の方々からご協力をいただき、この日だけで305kgの食料品・日用品等の寄付をいただきました。
“ニイガタガミカタ”に込めた田上選手の想いといただいたご縁を大切に、アルビレックス新潟は、今後も活動を継続していく予定です。