シャレン!Jリーグ社会連携
名古屋グランパス
名古屋グランパスSDGsアカデミー2023『地産地消カレープロジェクト』
キャリア構築真っただ中の育成年代から、アスリートとして日ごろ支えていただいている地域の社会課題に向き合うマインドを醸成する企画「名古屋グランパスSDGsアカデミー」。企業やメディア、自治体等の様々なステークホルダーに参画いただき、多様な立場や世代を超えた共創を軸に取り組みました。
今年は野菜の産出量が全国8位にもかかわらず、摂取量はほぼ最下位という愛知の課題に向けて農業体験から商品企画・販売までのすべてを実践。U-18選手が本気で作る地産地消のレトルトカレーが完成しました!
その名も「野菜と俺ら。」
- 活動場所
- 名古屋グランパス クラブハウス、豊田スタジアム、なごのキャンパス等
- 協働者
- 行政、 企業、 選手、 農家、 農業団体
- 協働者名
- 【共催】テレビ愛知株式会社【共創パートナー】AZAPA株式会社、JAあいち経済連、株式会社 折兼【協力】愛知県、エース株式会社
協働者の声
-
-
テレビ愛知株式会社/中西 諒平 氏
グランパスSDGsアカデミーに参画させて頂き、選手と様々な企業とで0から作りあげたカレーが、多くのサポーターの方々の共感を呼び、試合会場で完売となった瞬間の感動は忘れられません。放送局とプロスポーツチームがハブとなり地域の社会課題に取り組むことで、大きな推進力が生まれることを実感できました。
活動詳細情報
1. 公式サイト①
2. 公式サイト②
3. 公式サイト③
4. 公式サイト④
5. 公式サイト⑤
6. 公式サイト⑥
7. 公式サイト⑦
ストーリー
◆U-18選手のキャリア感の醸成
キャリア構築真っただ中の育成年代にとって、アスリートとしてのピーク、その先まで見据えた一貫したキャリア感を養うことが大切です。
一方で地域社会には様々な課題があります。U-18選手が、参画いただいた企業やメディア、自治体等の立場や世代の異なる多様な方々との共創を通して地域課題に向けた企画・実践する場が「名古屋グランパスSDGsアカデミー」です。
◆2023年のテーマは『地産地消』
愛知県は野菜の産出量が全国8位にもかかわらず、野菜の摂取量はほぼ最下位。採れた野菜の多くを県外へ輸送しており、フードマイレージの高い商品を生み出す構造になっています。CO2排出を抑えるためにも地産地消が大切です。
そんな課題に向けて老若男女問わず人気のあるカレーに着目し、愛知県産の食材を使った地産地消レトルトカレーを作るプロジェクトがスタートしました。
◆多様な協働者とU-18選手の共創
プロジェクトの協働者は多様なメンバーが集まりました。共創パートナーとしてAZAPA株式会社(共創セッションの企画運営)、JAあいち経済連(農業体験・課題提供)、株式会社折兼(環境配慮食器提供)の3社、共催としてテレビ愛知(企画運営・番組製作)、協力として株式会社エース(カレー監修、店舗販売企画)、愛知県(農業講座運営)など、多くの方との共創を通して作り上げました。
◆課題認識~商品企画~販売計画~販売を完結
初回は愛知県のお米、野菜の美味しさの体験と愛知県産野菜のカレーランチを協働者の皆様と交流を通して体感し、農業課題を学びました。その後、カレーに使用する「美トマト」の収穫体験や、デザイナーを講師にパッケージデザインや商品名について協働者の皆さんとセッションを重ねて、地産地消カレー「野菜と俺ら。」が完成しました。
スタジアムではU-18選手が店頭に立つ中でキッチンカー販売とレトルトを販売し、約1,000食を完売。北野エース店舗での試食・販売会でもU-18選手が商品の紹介をしながら約180個を販売しました。
購入した方からは「地元の食材のことを知って買ってみようと思いました。」や「選手が頑張っているので応援したくて買いました。」などの声をいただき、U-18の選手からは「これからは親や周りの人にも愛知県の食材を勧めていきたい。」や「プロになってもっと地元の活動のサポートをできる選手になりたいと思った。」などのコメントが聞かれました。
◆地域課題施策を持続可能な取り組みへ
本プロジェクトではカレー販売やパートナー協賛により500万円を超える収入を得ており、継続に向けた一助になっています。
名古屋グランパスは地域の皆様とともに地域課題に取り組みながら若者のキャリア形成の場を継続的に創出してまいります。