シャレン!Jリーグ社会連携
FC岐阜
不毛な処分はもう不要!羽毛回収プロジェクト
FC岐阜は、オフィシャルパートナーである長谷虎グループ様とSDGs活動の一環として羽毛製品の回収、リサイクルを行っております。ダウンジャケットや羽毛布団などの不要になった羽毛製品を回収し、最新の技術で洗浄、再度羽毛を使用できる状態にします。
地域課題を解決することを目的とした本プロジェクトでは、ホームゲームの羽毛回収や近隣中学校でのSDGs講話、羽毛・古着回収×サッカー教室など様々な活動まで広がっており、リサイクル羽毛の存在やSDGs活動を知っていただく機会を創出することができました。
- 活動場所
- 岐阜メモリアルセンター長良川競技場、岐阜市立長良中学校、羽島市運動公園多目的広場
- 協働者
- 企業、 学校、 ファン・サポーター、 スタジアム、 選手
- 協働者名
- 長谷虎紡績株式会社、株式会社ファーベスト、河田フェザー株式会社
協働者の声
-
-
長谷虎紡績株式会社 代表取締役社長 /長谷 享治 氏
私たちは、環境に負荷をかけない新たな繊維素材開発を進めています。また製品回収にも力を入れています。その中で、地域をどう巻き込むかに大きな課題を抱えていました。昨年初めてFC岐阜と協働しスタジアムで回収活動するなどを行いました。多くの子供達がブースに立ち寄り、目を輝かせている姿に明るい未来を感じました。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式サイト②
ストーリー
岐阜は繊維の街として栄え、地域の基幹産業でもありました。しかし、今はその拠点の多くは海外に移り、たくさんの企業が淘汰されました。また、ファッション・アパレル産業は、世界で2番目に環境へ負荷をかけている産業で、多くの課題を抱えています。
この課題を解決するために、羽毛回収は環境に優しい取り組みとして注目されています。
例えば、羽毛ふとんをリサイクルすれば、焼却するときに排出する二酸化炭素を抑制し、羽毛1kgに対し、約1.8kgの二酸化炭素の削減につながります。
さらに、羽毛は大切に使うと100年間使うことができる素材であり、リサイクル羽毛が広がればゴミの削減になり、水鳥の命を奪うことなく羽毛を活用できます。
この取り組みを多くの方に広めるため、下記活動に取り組みました。
【活動①】
ホームゲームにて、クラブとして初めて羽毛製品回収を実施いたしました。約30点の羽毛製品を回収することができ、ファン・サポーターの皆さまに周知することができました。
【活動②】
近隣中学校にて、SDGs講話を実施いたしました。
当日は、長谷虎紡績株式会社 代表取締役社長 長谷さまをお招きし、SDGsへの取り組み方やなぜSDGsに取組むのかという思いについて熱くお話ししていただきました。
生徒の皆さんも熱心に聞いており、とても有意義な時間となりました。
【活動③】
「羽毛・古着回収×サッカー教室」を開催いたしました。
イベントに参加される方が羽毛や古着を持ち寄り、SDGsの大切さを学びながら、サッカーの楽しさも学ぶ内容となりました。
多くの羽毛や古着を回収することができ、スポーツの影響力を強く感じるイベントとなりました。
これらの取り組みをさらに地域に根付いたものにし、より多くの皆さまにこうした取り組みについて知って頂き、実際に参画してもらうことで、地域からサーキュラー(循環型)な社会を築いて行き、これからも持続可能な社会の実現に寄与したいと考えています。