シャレン!Jリーグ社会連携
湘南ベルマーレ
広げる久光選手の想い、小児がん支援の輪「ヒサと共に。」
小児がんは大人のがんほど啓発が進んでおらず、治療の開発や治療を終えた子どもたちへのサポートなど、課題の多い重要な問題です。この認識を広めるために始まった世界小児がん啓発キャンペーン「Global Gold SeptemberCampaign」に、日本は2021年から参加。湘南ベルマーレでは、フットサルクラブに所属し肺がんを患いながらも現役でのプレーを続け、多くの方々に自身の想い、元気、勇気、笑顔を届けた故・久光重貴選手の想いを受け継ぎ、同キャンペーン期間中に「ヒサと共に。」を開催しています。
- 活動場所
- レモンガススタジアム平塚、小田原アリーナ、小田原市、平塚市、藤沢市、松田町
- 協働者
- 行政、企業、住民、ファン・サポーター、スタジアム、選手、一般社団法人
- 協働者名
- 一般社団法人Ring Smile、日本小児がん研究グループ、江ノ島電鉄株式会社、小田原市、平塚市、松田町、認定NPO法人Being ALIVE Japan
協働者の声
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日本小児がん研究グループ(JCCG)広報室/加藤 希 氏
久光選手の思いや、その意思を継ぐ湘南ベルマーレの皆さんとの連携で、より大きな輪となりました。「ライトアップに励まされた」「あたたかい金色の光を眺め、闘病中の子や旅立った子、同じような思いをしているご家族に思いをはせたい」「選手たちの頑張りを見るとつらい治療も頑張れる」など多くの声が寄せられています。
活動詳細情報
1. 公式サイト①
2. 公式サイト②
ストーリー
19歳の誕生日までに320人に1人が罹患する小児がん。大人に比べ支援が不足する現状を啓発するため、小児がん経験者とご家族の強い思いにより「Global Gold September Campaign」が始まりました。
湘南ベルマーレでは2013年に肺腺がんと診断され、治療を続けながら現役選手としてプレーを続けたフットサルクラブ所属の久光重貴選手が、フットサルを通して小児がんに苦しむ子どもを支援する「フットサルリボン」活動を長年行っておりました。
2020年12月19日惜しまれながら亡くなった彼の想いは実の弟 久光邦明氏に引き継がれ、活動が続けられています。
またサッカークラブでも2019年から小児がんを含む長期に渡る治療や療養が必要な子どもたちを地域で支える仲間を増やすため、選手として迎える認定NPO法人Being ALIVE Japanが企画運営する「TEAMMATES」活動に参画しています。
クラブとして久光選手の想いを継承し取り組みの輪を広げるため、2021年より「Global GoldSeptember Campaign」期間に両クラブが連動し「ヒサと共に。」を開催しています。この活動ではホームゲーム会場でのチャリティサッカー教室や募金、TEAM MATESの選手を交えたブースでの活動、コレオグラフィでスタジアムをゴールドに染める演出の他、ホームタウン自治体やパートナー企業の協力により街のシンボルをライトアップすることによって啓発と連帯を示し、小児がんへの支援を募ってます。
「兄が精力的に活動していた小児がんという病気を周知していただくことと、各サポーター(湘南ベルマーレはじめ2021年アビスパ福岡、2022年には川崎フロンターレ)の皆様からの募金のご協力により、当法人のフットサル教室に参加してくれた子どもたちが笑顔になり、ご家族、病院関係者の皆様の笑顔にも繋がっております。
この笑顔こそが小児がんの子ども、ご家族にとっての大きな希望です。また私たち家族にとっても兄がたくさんの方々に愛されていたという証を感じることが出来、心より感謝しております。」と、久光邦明さん。
これからも輪を広げるべく、活動は続きます。