シャレン!Jリーグ社会連携
いわてグルージャ盛岡
ホワイトルーフプロジェクト2022
2022シーズン、いわてグルージャ盛岡では「子供たちが笑える未来へ。」という思いから、川上塗装工業株式会社のご協力のもと、「ホワイトルーフプロジェクト2022」をスタートさせました。盛岡市の山岸学童クラブの屋根に選手、スタッフ、学童クラブの先生や子供たち、地元ボランティアの方と一緒にガイナという夏には遮熱、冬には保温してくれる特殊な塗料を塗る活動を行いました。夏は暑く、冬は寒い岩手県で子供たちに過ごしやすい場所を提供することを目的にしながら、リーグ戦の日に参加者を招待してスタジアムツアーを行いサポーターを増やす活動にもつなげることができました。
- 活動場所
- 山岸学童クラブ
- 協働者
- 企業、住民、学生、ファン・サポーター、選手、ボランティア
- 協働者名
- 川上塗装工業株式会社、山岸学童クラブ
協働者の声
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川上塗装工業株式会社／川上 秀郎 氏
子供たちの環境をよくするのはもちろん、冷暖房の省エネ化が脱炭素に繋がり、未来へ好循環の地球環境を手渡ししていける。10、20年と活動を続けて情報発信して、環境を考慮した塗料の選択が広まれば嬉しいという思いで参加させていただきました。実際に過ごしやすくなったという声が聞けて、やって良かったなという思いです。
活動詳細情報
ストーリー
夏は３５℃になるほど暑く、冬には－１０℃にもなる岩手県ではエアコンの冷暖房は必須です。
そこで山岸学童クラブという以前は選手がアルバイトをしていた場所に恩返しの意味も込めていわてグルージャ盛岡と川上塗装工業株式会社がタッグを組み「ホワイトルーフプロジェクト２０２２」でガイナと呼ばれるJAXAの宇宙ロケットにも使われている塗料を屋根に塗り、夏は断熱、冬は保温でき過ごしやすい環境づくりを目指してスタートしました。
選手、スタッフをはじめ、山岸学童クラブの先生、子供たちや地元のボランティアの方々合わせて100人以上の方に活動に携わっていただきました。
実際に初めて屋根に登る人ばかりで恐る恐る歩く子供から逆に子供に戻ったかのように楽しむ大人がいつの間にか無言で黙々と屋根塗り作業に没頭していたのが印象的でした。
選手が参加すると「試合勝ったね」「試合出てる時はどんな気分？」など質問攻めにあっていましたが、地域の方々と交流を深められた取り組みにもなりました。
また、「ホワイトルーフプロジェクト２０２２」に参加していただいた方全員にいわてグルージャ盛岡とのコラボTシャツをプレゼントし、サッカーに興味がなかった方にもいわてグルージャ盛岡を知ってもらえる機会になりました。
3か月ほどの準備期間を経て作業に入りましたが、梅雨の時期でもあったので雨風とも戦いながらたくさんの方のご協力のおかげで黒かった屋根を2週間ほどで綺麗なガイナ塗料の白色に塗り終えることが出来ました。
６月下旬の気温３０℃の晴れの日、屋根にガイナを塗っていない部分の表面温度が５２．１℃、ガイナ塗料を塗った部分の表面温度が３５．７℃と１６℃も低くなり皆さん驚きの拍手に包まれていました。
夏休みになり、山岸学童クラブに訪問するとエアコンの設定温度が大幅に上がった、涼しい、過ごしやすくなった。などの声を学童クラブの先生方、生徒からいただきました。
更にこのプロジェクトに参加いただいた方全員を対象に8/6ファジアーノ岡山戦へご招待し、スタジアム観戦ツアーを実施しました。
選手のバスのお出迎えからピッチ内でのウォーミングアップ見学、試合観戦までしていただき、これからもスタジアムへ来たい。ずっといわてグルージャ盛岡を応援する。などこのプロジェクトをできた喜びや感謝を感じることができました。
今後も継続してこのプロジェクトを行い、子供たちの過ごしやすい環境づくり、地域貢献、地域の方々とのコミュニケーションを図る取り組みを積極的に行ってまいります。
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