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ジュビロ磐田
お花で笑顔に!プロジェクト
皆様が住む地域の小学校の花壇には、いつもお花が咲いていますか? 長い間、土の見えている学校もあるのではないでしょうか。「教員は忙しくなかなか花壇に手を掛けられない。誰かがやらなければ。」、という花屋の想いをきっかけに、地域企業と行政・小学校を巻き込んだ『お花で笑顔に!プロジェクト』が発足しました。小学校の授業の合間や登下校時、児童たちに『ささやかな癒しをプレゼントすること』をテーマに、今回は浜松市立芳川小学校栽培委員会と浜松市内外6企業が一緒に花の植え込みを実施。この活動は今後、静岡県西部地域の他市町にも広げていきたいと考えています。
- 活動場所
- 浜松市立芳川小学校
- 協働者
- 行政、企業、住民、学校、学生、ボランティア
- 協働者名
- 有限会社グリーンハート・ヤマムラ、浜松市役所、浜松市立芳川小学校、スズキ株式会社、静岡銀行、イエスオート株式会社
協働者の声
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有限会社グリーンハート・ヤマムラ/山村 克孝 氏
たくさんのゲストと一緒にお花を植え込み、児童たちにとって心に残る委員会活動になったのではないでしょうか。広い花壇に通路を作ることで、児童たちが管理しやすい花壇になりました。担当の先生、地域ボランティアの皆様のご協力があって完成することができたので、今後も行政と連携しながらこの活動を続けていきたいです。
活動詳細情報
1.浜松市HP
2.静岡新聞
3.中日新聞
4.シャレン!HP
5.公式サイト
ストーリー
「小学校の花壇にお花を植えて、子どもたちを笑顔にしたいんです。」浜松市内に店舗を構える花屋、有限会社グリーンハート・ヤマムラ 山村社長の一声からプロジェクトがスタートしました。 教員は忙しくなかなか花壇に手を掛けられず、児童たちも正しい水やりのルールが理解できていない。課題を目の当たりにした山村社長は、小学校の花壇を整備するため、『企業協賛を活用した学校花壇の整備実証実験事業(浜松市教育委員会)』を始めました。
■お花を通して子どもたちに笑顔を
「子どもたちを笑顔にしたい」という山村社長の言葉からもわかるように、心理的効用が大きいとされ
る花の栽培ですが、教育面でも欠かせない効果を発揮します。それは、『花育』と呼ばれ、「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと(農林水産省)」と定義されています。
■「笑顔が咲き続けますように」
植え込み当日、スズキ株式会社から参加した中村明彦選手(スズキアスリートクラブ所属/陸上競技・十種競技/オリンピック出場経験有)は、「積極的に花を植えている子どもたちの姿が印象的でした。今咲いているパンジーの後、下に植えたチューリップの球根が花を咲かせるため、長期間花壇を楽しめるそうです。私も、子どもたちの笑顔が咲き続けるように、と願いを込めました。」と、スズキ株式会社創業者の母校・芳川小学校で、花が時間をかけて成長する姿に思いを馳せながら花を植えました。
栽培委員の児童からは、「花壇のお世話は私たちに任せてください!」と頼もしい言葉もいただきました。
■今後の展開
本事業の協賛企業は、花壇にそれぞれの企業名入り銘板を設置。公立小学校の活動に企業名が入ることは特殊な事例で、手続きが滞ることもありました。
しかし植え込み後、花壇の横を通る児童たちの「きれい!」という声や、自発的に水やりをしようとホースを手に持つ姿が忘れられません。
「磐田市にも働きかけをし、広い地域で実施できる事業にしていきたい」と山村社長も語りました。すでに各市町にあるまち美化の取り組みを活用しながら、『お花で笑顔に!プロジェクト』を静岡県西部地域に広げていきたいです。