シャレン!Jリーグ社会連携
藤枝MYFC
やいづ ふっとさる かっぷ
ホームタウンである焼津市は水産加工業が盛んで、技能実習生を雇用している企業は多数存在します。
ただ、昨今の新型コロナウィルスの影響により職場や地域でのコミュニケーションをとる機会が減っています。
外国人の「地域生活」は現在の大きな課題となっています。
藤枝MYFCとして、生業としているサッカーで企業で働く「技能実習生」の生活を豊かにできるのではないかという想いから「日本に来てよかった」、「日本に定住したい」などと思ってもらえるイベントを創出しました。
- 活動場所
- 焼津市、藤枝MYFC練習場
- 協働者
- 行政、企業、焼津市国際友好協会
- 協働者名
- 山福水産株式会社、焼津冷蔵株式会社、株式会社南食品 株式会社南伸商、FPKナカタケ株式会社、協同組合焼津水産加工センター、株式会社クラスターワン、焼津市、
焼津市国際友好協会
協働者の声
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山福水産株式会社 代表取締役/見崎 真 氏
焼津の技能実習生は殆どが東南アジア出身、彼らのサッカー好きは我々以上です。 ホームタウンならではの体験をしてもらいたいと考え、MYFCさんに相談したところ「やりましょう!」と快諾を頂き、MYFCさん主催での大会が実現し、実習生も大変喜んでおりました。
今後は近隣の地域企業も巻き込み盛り上げていきたい取り組みです。
活動詳細情報
1.公式サイト
ストーリー
焼津市で盛んな水産加工業の現場において、技能実習生を雇用している企業は数多く存在します。 技能実習制度は本来 外国人が日本で働きながら技術を学ぶための制度です。発展途上国の人材育成を主な目的とする一方で、実際には労働環境が厳しい業種を中心に人手を確保する手段になっているといった指摘もあるなど、目的と実態の乖離をなくすべく制度の見直しも検討されています。 昨今のコロナ禍の影響により職場や地域でのコミュニケーションの場が減少、日本の生活習慣になかなか慣れられない等の課題も明らかになるなか、藤枝MYFCでは課題解決に向け サッカーの力で技能実習生の生活を豊かにすることをテーマにこの取り組みを開始しました。
「日本に来て良かった」と思っていただけるイベントを企画することで地元企業の価値、ひいては焼津市・ホームタウン地域全体の価値の向上にも繋げられればと考えています。
技能実習生の新たな余暇の過ごし方を提案するだけでなく、クラブを軸に企業間の交流を図ることも目的とし、この度初めて開催されました。
6チーム72名が参加した今大会はA League・B League(各3チーム)の総当たり戦を行った後、1位・2位・3位がそれぞれ対戦し順位を決定します。
<参加チーム>
・焼津水産加工センターA
・焼津水産加工センターB
・山福ヤキレイ連合(山福水産・焼津冷蔵)
・FPKナカタケ
・南食品
・南伸商
大会では一つひとつのプレーに歓声が沸き、想像以上の盛り上がりに。応援団も含め、チーム全体が一体感を持って楽しむ姿が印象的でした。ミャンマーや中国、ベトナムなど様々な国の人が集まる中、スポーツの力が国を超えることを感じられる貴重な機会となりました。
外国人の抱える課題として、地域生活
(日本語でのコミュニケーションが困難・ 日本の生活習慣に慣れていない)
子供の教育
(日本語による授業についていけない・不就学や不登校になりやすい)
医療・保険
(保険制度に加入していないケース・病院で症状を伝えるのが困難)
労働
(派遣労働による不安定な雇用)
が挙げられます。藤枝MYFCとして、サッカーを通じて外国人の生活を豊かにできるよう行政・企業と連携し活動を進めて参ります。