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2024Jリーグシャレン!アウォーズ 各賞決定のお知らせ
Jリーグは本日、全60クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する「2024Jリーグシャレン!アウォーズ」(後援:スポーツ庁)を開催し、各賞を決定しましたのでお知らせいたします。
Jリーグシャレン!アウォーズは今年で5回目の開催となり、地域に根差したスポーツクラブとして、多くの協働者と連携し、各地域で抱える課題に対する取り組みやその活動に関する発信など、クラブが行う多種多様な社会連携活動を称える目的で実施しています。2024年は2023シーズンに行われた3,000を超える活動のうち、Jリーグ全60クラブよりエントリーのあった活動から選考を行い、6クラブの受賞を決定いたしました。
多くのファン・サポーターの皆様に個性あふれるJクラブのシャレン!活動の中から魅力的な活動や応援したい活動を選んでいただく「ファン・サポーター選考賞」では、昨年同様「2024Jリーグシャレン!アウォーズ特設ページ」を通じて一人最大2票を投じる形で選考を行い、合計14,000票を超える投票をいただきました。
■2024Jリーグシャレン!アウォーズ・各賞発表
■選考委員・選考コメント(抜粋)
◇ソーシャルチャレンジャー賞
スタジアムに複合福祉施設を創り、インクルーシブ社会を体現するプロジェクト(FC今治)
・サッカースタジアムが地域の交流拠点となる活動は広がってきているが、さらに一歩進んで、複合福祉施設を併設するという初の取り組み、チャレンジがすばらしい。障がいがある方々と地域とのつながりは全国的にもまだまだ進んでおらず、Jクラブが率先してコラボすることで地域との垣根もなくすことができている。さらに、障がいのある方自身も主体的に役割を持って仕事ができる場ともなっているなど、考え方・取り組み全体が、共生社会の方向をリードしている。
◇パブリック賞
選手・スタッフが認知症サポーターとして活動!(いわきFC)
・選手・スタッフ自身が「認知症サポーター」となり、「認知症になっても安心して自分らしく暮らせるまちづくり」に向けた啓発活動は、2023年の認知症基本法の成立や新しい認知症観の提唱&「幸齢社会実現会議」と合致している。
◇メディア賞
もう一つの熱き戦い「おらが街PRリーグ」(水戸ホーリーホック)
・市町村ごとの企画は他クラブにもあるが、ここまでコミットした企画は珍しいように思える。「選手の入れ替わりが激しい」というクラブの危機感と現状を逆手に取るのも面白い視点で、その発想に拍手。
◇明治安田 地元の元気賞
Sagan World Cup(サガン鳥栖)
・地元の技能実習生や留学生を集めてワールドカップ開催というのはとても有意義。地域での担い手不足は深刻で、年々外国人技能実習生の存在感が増す一方で、彼らが地域に溶け込めず、ゴミの出し方や災害時の避難遅れなど、行政の抱える悩みも大きくなっている。行政も、”交流イベント”をやるが、”真面目で形式的な”交流会になりがち。サッカーは、外国人の皆さんにとっても受け入れやすく、地域の方にとっても、言葉や文化の壁を超えて互いを知り合う機会として素晴らしく、特性も活かせている。サッカーが極めてワールドワイドなスポーツだからこそ大会として成立する。サッカーだからこそ、サッカークラブだからこそ取り組むべきイベントである。是非、続けてほしいし、どのクラブでも実施できる。
◇クラブ選考賞
10ヶ月300時間!40人の学生と築いた世代のはしご「U-23マーケティング部」の奇跡 (モンテディオ山形)
・2022年からの企画の踏襲ができており、継続して内容が発展していると感じた。また地域課題である若年層の流出を抑えることはできないが、クラブの場を提供し、他県から参加する学生が「山形県」という地域に関心を持つことに貢献できているように思う。企業協賛も獲得しており、今後の発展を期待している。
◇ファン・サポーター選考賞
選手が発案し、クラブが伴走してつくる社会貢献活動“ニイガタガミカタ”プロジェクト(アルビレックス新潟)
・特設ページでの最多得票を獲得。
■2024Jリーグシャレン!アウォーズ・概要
●各賞/選考基準
●選考:一般投票 投票期間:3月7日(木)~20日(水・祝)
選考委員会を実施して決定
●選考委員:敬称略/順不同 ※所属は、2024年4月1日時点の情報です
■ホームスタジアムでの授賞式日程
※授賞式は、原則、試合開始前もしくはハーフタイムで実施の予定です
※セレモニーの予定は天候等で予告なく変更となる場合があります
■シャレン!(社会連携活動)とは
社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。
3者以上の協働者と、共通価値を創る活動を想定しており、これらの社会貢献活動等を通じて、地域社会の持続可能性の確保、関係性の構築と学びの獲得、それぞれのステークホルダーの価値の再発見に繋がるものと考えています。
また、Jリーグはシャレン!を通じて、SDGsにも貢献しています。
●シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
●シャレン!アウォーズ特設ページ:https://www.jleague.jp/sharen/awards2024/