ケーススタディCase study

1 ダイバーシティ(共生社会)

クラブが目指す
全員参加型社会の実現

障がいになってしまったからといって、いろんな事を諦めなければならないのではなく、「誰一人取り残さない」そんな社会にしたい。
障がい者の正規就労移行を促進するプロジェクトの一環で、川崎フロンターレはホームの全試合で、スタジアムで就労を体験する場を提供中。

数万人のお客様を安全にお迎えし、試合を楽しんでいただくための大事な準備作業を担う仕事を通じて、働く楽しさを体験してもらうことで、社会へ踏み出す一歩をアシストしたい。

「ワクワク感が溢れる試合前のスタジアムで “働いて”、 人々から “ありがとう” と笑顔で言われる経験が、参加者の自信と正規就労に繋がっているとしたら嬉しい」とクラブスタッフは言います。
NPOや福祉作業所のサポート、川崎市の事務局が連携していますが、プロジェクトを実施していくうちに、共に活動する人間の方が学ぶことが多いことにも気づかされ、最近ではこの就労体験の場が企業の人材育成・研修の場としても活用されるまでになってきています。
企業が参画することで このプロジェクトの活動資金が得られ、参加している障がい者へ日当をお支払いできるように取り組み始めています。それぞれの立場で出来ることを考え、強みを持ちよりプロジェクトに取り組むのがシャレン!の本質です。

横浜FC、ヴァンフォーレ甲府でも就労体験を実施中。ほかにも取り組みたいという自治体も増えてきています。この取り組みが全国の自治体にとっていいモデルになれるよう挑戦は続きます。

Jクラブ:川崎フロンターレ
行政 : 川崎市
企業 : 第一冷蔵、アマゾンジャパン、プーマジャパン
団体 : NPO法人ピープルデザイン研究所
Jクラブ:横浜FC
行政 : 横浜市
団体 : NPO法人ピープルデザイン研究所

使用したJリーグのリソース

  • Jクラブスタッフ
  • スタジアム
  • 地元企業ネットワーク
  • 繋ぐ力
  • エンタメ力

SDGs

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも、経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう