6月8日(土)、横浜FC・ユース選手を対象に「コミュニケーション研修」が開催されました。
講師は、株式会社アイデム 人と仕事研究所の波多野雅彦さん。
今回の研修の目的は社会生活及びチーム活動で信頼関係を築くために必要なコミュニケーションとして「聴く力」「伝える力」の基本スキルを学ぶことです。
まず、講師より本日のゴールとして3つのイメージを伝えられました。1つ目は「多様な価値観を受け入れる」、2つ目は「自分からコミュニケーションを取れる状態を作る」、3つ目は「聴くスキル・伝えるスキルの習得」です。
なぜ聴く力・伝える力が必要なのか?スムーズなコミュニケーションや「能力開発」「能力発揮」するためには、自分のことを周囲に知ってもらうと同時に、他人から指摘を受けて自分が認識していなかった自分に気づくことが、チーム活動に重要であることをグループワークでのゲームを通じて理解することが出来ました。
7人グループで行ったワークでは、課題目標に対して意思疎通がとれず達成することが出来ませんでした。いかにグループ内のメンバー同士でコミュケーションをとるかが重要であることを学びました。
「聴く」スキルとして、まずは相手の話を聴く「傾聴する」ことの必要性を確認し、話を聴くことで考え方・行動などに共感する・ほめる・ねぎらうなど、2人組で聴くテクニックを実践しました。
次に「伝える」スキルとして、考え方、意見が異なる相手に対して自分の気持ちを伝える対話方法を学び、最後に2人組で総合演習「聴く力」「伝える力」のトレーニングとフィードバックをして全研修が終了となりました。
90分間の経過が早く感じる充実した学びのある研修となりました。
参加した選手からは、「自分のことを周囲に知ってもらうためには、自己開示する必要があるとわかりました」「ハーフタイムの話し合い方を変え実践する必要を感じました」「会話をするとき使う言葉や相手に合わせた声のトーン、あいづちを意識します」「1日10回、笑顔で気持ちの良い挨拶をします」などの感想が寄せられました。
写真提供/横浜FC