Jリーグは、本日の理事会で、2016明治安田生命J3リーグへ参加するU-23チームを、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪の3チームにすることを決定いたしました。
U-23チームのJ3リーグ参加は、Jリーグの理念の具現化を念頭に、18歳から23歳の選手の試合出場機会を創出し、将来有望な選手の強化・育成に寄与することを目的とするものです。
2016明治安田生命J3リーグは、上記のU-23チームを加えた全16クラブにて、ホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりリーグ戦、全30節/240試合で開催いたします。
■2016明治安田生命J3リーグ クラブ編成((13クラブ)+U-23チーム)
グルージャ盛岡
ブラウブリッツ秋田
福島ユナイテッドFC
栃木SC
Y.S.C.C.横浜
SC相模原
AC長野パルセイロ
カターレ富山
藤枝MYFC
ガイナーレ鳥取
大分トリニータ
鹿児島ユナイテッドFC
FC琉球
FC東京U-23
ガンバ大阪U-23
セレッソ大阪U-23
■Jリーグがこれまでに行ってきた18歳から23歳の選手強化施策
・規約第42条(ベストメンバー規定)の緩和
・育成型期限付移籍(U-23)制度の導入
・J3リーグの設立
・Jリーグ・アンダー22選抜のJ3リーグへの参加(2014、2015シーズン)
(参考:U-23チームのJ3リーグ参加に関する概要)
項目 | ||
1 | チーム登録 | トップ・U-23はJFA登録では同一のチームとする。 |
2 | Jリーグ入会金、年会費 | 入会金(500万円:12月)および年会費(1,000万円:4月)相当の「参加料」をJリーグに納入する。 |
3 | Jリーグからの配分金 | U-23チームには配分金は支払わない。 |
4 | 年齢制限 | U-23チームは、23歳以下の選手によって構成する。ただし、試合エントリーメンバーのうち、3名のオーバーエイジを認める。ゴールキーパーに限り、追加で1名のオーバーエイジを認める。なお選手年齢は、当該シーズンの12月31日における満年齢とする。外国籍選手も、この年齢制限に従う。 |
5 | Jリーグ規約第42条および補足基準 | J3リーグの規定を適用する。 〔最強のチームによる試合参加〕 先発メンバーは、当該試合直前のリーグ戦5試合のうち、1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6名以上含まなければならない(一部の例外を除く)。 ※U-23チームのオーバーエイジ選手は、「直前5試合先発選手」とみなす |
6 | 登録ウインドー | 登録ウインドーは、適用される。 |
7 | 追加登録期限 | 従来通り。 追加登録期限以降は、追加登録を認めない。 |
8 | 選手番号(背番号) | トップチーム、U-23チームそれぞれに別の番号で登録可能。シーズン途中の変更は認めない。 |
9 | プロA「25名枠」 | 「25名枠」を適用する。 ACL出場クラブは「27名枠」。 アカデミー出身選手は申請することにより「25名枠」対象外となる(2014シーズンより運用中)。 |
10 | 外国籍選手枠 | J3リーグの規定に従う。 |
11 | 第2種TOP可 | 同クラブの第2種チーム登録選手は、所定の手続きを完了した場合、トップ・U-23の両方に出場可能 |
12 | 特別指定選手 | トップ・U-23の両方に出場可能 |
13 | 交代人数 | J3リーグの規定に従う。 |
14 | 育成型期限付移籍 | 従来通り。トップチームよりも下のリーグには育成型期限付移籍が可能。 |
15 | 同日の試合出場 | トップ/U-23の試合でベンチ入りのみならば、同日に別の試合に出場可。1分でもプレーしたら、同日には別のチームでは出場不可。 |
16 | 出場時間のカウント | U-23での出場も、プロA・プロB契約締結条件の出場時間にカウントされる。 |
17 | U-23の監督 | トップの監督との兼務は不可。 トップ(またはアカデミー)のコーチとの兼務は可。 S級ライセンス資格が必要。 |
18 | 監督以外のコーチ、役員 | トップと兼務可能 |
19 | 実行委員 | トップと兼務可能 |
20 | 規律関連 | 各リーグの試合は別大会として扱うため、警告累積・退場・出場停止は別のリーグに影響しない。 |
21 | 表彰 | U-23チームも成績に応じた賞金を受領できる ・優勝: 賞金500万円、Jリーグ杯 ・2位: 賞金250万円 ・最多得点者: 記念品 |
22 | 参加申し込み (チーム数) |
U-23チームのJ3リーグにおけるチーム数は、J3クラブ総数に対して3分の1を上限の目安とする。 |
23 | 昇格 | U-23チームは、J2リーグへの昇格資格を有しない。 U-23チームが上位となった場合、次順位のクラブを繰り上げ、J2昇格資格要件を判断する。 トップチームとU-23チームは同じリーグに参加できない。 |
24 | U-23チームの入れ替え | 2017シーズン以降についてのU-23チームへの参入希望クラブ数が第22項の上限を上回る場合、J3リーグにおける成績下位のU-23チームとの入れ替えを実施する。入れ替え方法については、別途理事会で定める。 |
25 | スタジアム | ホームタウン(または、活動区域)内のJ3基準を満たす固定のスタジアム(または、複数のスタジアム)で、原則としてホームゲームの80%以上を開催すること。 |
26 | 制度趣旨の理解 | 中長期的な選手育成を目的とする本制度の趣旨を理解し、以下の事項を遵守すること。 ①常にベストメンバーでチームを編成し戦うこと ②U-18年代の大会とU-23チームの試合日程が重複した場合、各選手にとってよりよい出場機会を創出すること ③J3リーグの競技力およびリーグの価値向上のために寄与すること ④J3クラブの理解と協力があって参加できることを忘れないこと ⑤継続的に参加すること(ACL出場のシーズンも参加する。J2リーグに降格の場合も継続して参加する) |