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2009/08/25

2009 JリーグU-12フェスティバルin岐阜

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今年から7会場に拡大した「2009 JリーグU-12フェスティバル」の、最後の開催地となる岐阜県飛騨市。FC岐阜、京都サンガF.C.の各チームに加え、今年も国際交流を図ることを目的として台湾から台南縣佳里國民小學チームが参加し、8月25日(火)から27日(木)の3日間にかけて、計52人の子どもたちが飛騨古川ふれあい広場や古川町森林公園を舞台にのびのびと活動しました。

主幹クラブのFC岐阜が掲げたコンセプトは、「大自然の中で過ごしながら、自然体験や仲間と触れ合う」、「スポーツを通して子どもたちの『生きる力』を育む」、「仲間をつくる・仲間と協力する・ルールを守るといった集団行動のなかで、個人の発言、行動にもスポットをあて、社会性や協調性を育む」、「岐阜の地から、単なる選手育成にとどまらない、人間形成の場を発信する」といったもの。どのプログラムも、大自然での活動やサッカーを通じ、人間として一回り大きくなって欲しいという思いを込めたものとなりました。

1日目、まず行われたのは6チームに分かれてのASEプログラムです。
岐阜大会も他の会場同様、クラブを超えた混成チームでの活動なのですが、大きな相違点はチームに台湾から参加の仲間たちがいることです。
活動を通して、言葉が通じない歯痒さを感じる子どもたちもいましたが、それよりも身振り手振りを交えて自分の気持ちを伝えようとする子が多く、また、台湾の仲間たちもそれに答えようと一生懸命コミュニケーションをとろうとします。言葉が伝わらない分、気持ちを伝えることで与えられた課題をクリアしようと努力する子どもたちの姿が印象的でした。

夜にはプロフェッショナルレフェリーの佐藤隆治さんによるフェアプレー講習会が開かれました。まずは最初に、子どもたちにサッカーをプレーする上で大切な「もの」や「人」を考えてもらいます。「ボール!」「コート!」「仲間!」「コーチ!」と次々答える子どもたちに対して佐藤さんは「君たちの答えは全て正解。その『もの』や『人』があるからサッカーが成り立つ。その全てに『ありがとう』の気持ちを持ってサッカーをプレーしてほしい」と話し、サッカーに取り組む姿勢の大切さを子どもたちに伝えました。講習の最後にはグリーンカードを全員にプレゼントするというサプライズも。子どもたちの一生の宝物になったに違いありません。

2日目の最初のプログラムは自然体験です。
体験の場となった古川町森林公園は、文字通り周囲を緑の木々が覆い囲むすばらしいロケーションで、子どもたちの表情もいっそう映えわたります。自然体験は大きく分けてASE系のものが4種類、クラフト系のものが2種類行われました。ASE系のものは、縦一列に並び、人と人の間にボールを挟んでいかに落とさずにゴールするかを競う「ボールムカデ」や、木と木の間にクモの巣状に張られたロープにいかに接触せず向こう側に渡るかを競う「クモの巣」などASEのコンセプト通り、皆で協力し、問題解決しないとクリアできないものばかり。一方、クラフト系のものは、オリジナルのミサンガと木の枝を使ったキーホルダー制作です。クラフト系のプログラムは岐阜大会のみ行われたもので、日本キャンプ協会の鶴川高司さんはその意図を「チームでお揃いのものを制作することで、所属意識をくすぐるのが目的です」と話します。
ミサンガ制作では自分のチームのカラーと好きな色を選んで細いロープを編み込みます。ASEとは逆に、熱中するあまり言葉少になる子もいたほど集中して作業しました。終了後には、完成したミサンガを早速自分たちの手や足に結びつけあうなど、おおいに楽しんだ様子でした。

その後行われた混成チームでの8人制サッカーでは、あるコーチが試合前に「とにかく声を出していこう。言葉が通じなくても、息を合わせることはできるはず。せっかく名前があるのだからお互いパスの時に名前を呼び合って気持ちを伝えよう」とアドバイスをしました。子どもたちにもそれが伝わった様子。国籍は違いますが、サッカーが好きな子ども同士には言葉の壁など関係ありませんでした。試合はお互いの名前が飛び交い、好プレーが連続するほど活気のあるものとなりました。

夜にはバーベキューとキャンプファイヤーが行われました。
炭火で焼いた肉や野菜は格別です。試合でお腹がペコペコになった子どもたちは思う存分バーベキューを満喫。また、バーベキューの前には鱒つかみや流しソーメンも体験し、普段は味わえない体験に子どもたちは大喜びでした。

最終日となる3日目は、お世話になった施設をみんなで心を込めて掃除し、その後は座禅を組んで精神を統一しました。
最後のプログラムとなった4人制サッカーも、前日の8人制サッカー同様大変活気があるものになり、おおいにサッカーをエンジョイした子どもたちの表情は満足感でいっぱいでした。

昨年に引き続き2回目のU-12フェスティバル岐阜大会も盛況のうちに幕を閉じました。
コンセプト通り、大自然にふれあい、サッカーを通じて「生きる力」を育み、集団行動の中で社会性と協調性を学んだ子どもたち。
台湾の子どもたちとの交流も、今後のサッカーや社会生活のなかできっと役に立つでしょう。

ASE :ASE(Action Socialization Experience:社会性を育成する実際体験)は、イニシアティブ・ゲーム(Initiative Games)とも呼ばれ、1つの小グループがひとりでは解決できない精神的・身体的課題に対し、メンバーそれぞれの諸能力を出し合い、協力しながら課題を解決する活動。野外教育における「コミュニケーションやチームビルディング」という取り組みを抜き出しパッケージ化し、それをアクティビティ(ゲーム)としてプログラム化したものがASEです。

■ U-12 詳細ページはこちら >>

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