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夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
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プレスリリース

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2014/02/21 11:00

【2014Jリーグキックオフカンファレンス】
村井 満 Jリーグチェアマンの挨拶

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皆さまこんにちは。

本年度より、Jリーグ第5代目のチェアマンに就任いたしました村井 満です。
よろしくお願いいたします。

本日は、2014Jリーグキックオフカンファレンスに数多くお集まりいただきして、本当にありがとうございます。

2014年、スポーツで世界中が感動に包まれております。
ソチオリンピックの選手たちの直向きなプレーに寝不足の方もいらっしゃると思いますが、多くの皆さんを感動に包んでおります。

そして今年6月、2014FIFAワールドカップTM ブラジル大会。今回が20回目の記念すべき大会でございます。

日本代表は5大会連続5度目の出場であります。日本代表が世界に対してどういう戦いを挑むか、今から考えるだけでワクワク、ゾクゾクしてきます。

「スポーツで、もっと、幸せな国へ。」

これはJリーグ百年構想のキャッチフレーズであります。
スポーツはプレーをするだけではなくて、プレーを観戦することも楽しみであります。
それから、プレーを肴に居酒屋で一杯やってイベントに参加する、これもスポーツの楽しみであります。
スポーツは非常に奥深い楽しみを我々に提供してくれます。

プレースポーツ、ということだけではなくて、さきほどのプレーも含め、観るも含め、参加するも含め、今年は「Do All Sports」というキーワードで、百年構想を広めて参りたいと思っています。

この百年構想は、Jリーグの理念であります。
日本の隅々までスポーツ文化を広めていきたいという、このコンセプトの延長線上に今年はJ3リーグをスタートさせます。
J1、J2も合わせて北は北海道から南は沖縄まで、Jクラブがスポーツ文化振興のために活動をスタートいたします。
都道府県でいうと36都道府県、クラブ数でいうと51クラブ。Jリーグは確実にその活動を拡大しています。

私どもJリーグの全クラブが地域コミュニティの中で、かけがえのない存在として、勝敗を超越して、愛される存在となることを目指します。

全てのチームが勝利を目指して戦いますが、勝敗を超えて地域の皆さんに愛していただけるようなクラブ作りを目指して全力で頑張っていきますので、皆さんよろしくお願いいたします。

先ほど監督会議がありました。
51人の監督に約束をしてもらいました。それから、私は着任してまだホヤホヤのチェアマンでありますが、J1・J2・J3リーグの社長に集まっていただいて3つの約束をしてもらいました。先ほど、選手控え室にも行って各クラブ代表の選手にも3つの約束をしてもらいました。

3つの約束は非常にシンプルです。

一つは、笛が鳴るまで全力でプレーする、ということであります。
簡単に倒れない。倒れても笛が鳴るまでプレーを止めない。
痛くもないのに痛がってピッチの上でゴロゴロしない。
そして、レフェリーに必要ないクレームを入れてゲームの進行を妨げない。
プレーができる限りは全力でプレーしてほしい、という話をしました。

それから二つ目は、リスタートを早くしてもらいたい。
ゴールキック、コーナーキックのときなど、勝ってる時はゆっくりやる、そういうことがありますが、必要以上にプレーを遅れさせないように、素早くプレーをしてほしいと話をしました。

それから三つ目。
ほぼ同じ内容になりますが、見苦しいような、時間稼ぎのような交替はやめてくれという話をしました。

フットボールをよく知る人にとっては、そういうゲームの駆け引きそのものがフットボールであるし、それ自体が面白いんだと感じる人も多くいると思います。

私が感じているJリーグの危機感を、監督の皆さんにも共有しました。
Jリーグが2006年に調査をした中で、「Jリーグに関心がある」という質問があります。
「関心がある」と答えた方が2006年度は46%。それが2012年度は30.4%に減少しています。これを危機ととるか、可能性ととるか。
30%の人はJリーグに関心がある。そういうコアなサポーターの方々は、まさに勝利のための駆け引きそのものを楽しんでいると思います。
一方で7割の人は、選手は痛くもないのに痛がったり、時間稼ぎをしている風景を見ると、そこに対して反発心を抱くかもしれない。

いまJリーグは、J1でいえばですね、1試合の平均入場者数が17266人です。
なだらかな減少を辿っています。
さきほど7割の方、スタジアムにまだ足を運んでいない方が、新たにスタジアムに来ていただければ、我々はまだまだ可能性があります。
そういう意味では、全力をもってプレーをする、フットボールそのものの中で実力を磨いて行く。そして、新しいお客様を獲得して行く。
そういうことにより第一歩を踏み出したいと思っております。

いよいよ明日、FUJI XEROX SUPER CUPが幕を開けます。
因縁の対決、Jリーグ2連覇のサンフレッチェ広島に対して、昨年最後の最後までリーグ優勝を争いました横浜F・マリノス。
先の天皇杯では横浜F・マリノスが一矢を報いたわけでありますが、再度の戦いとなります。
どっちが本当に強いのか、そうした戦いが明日から火ぶたを切ってまいります。

続いて、3月初旬、J1、J2、そして3月9日、新たに明治安田生命J3リーグがスタートいたします。

今年、どうしても頑張ってほしいのはAFCチャンピオンズリーグであります。
サンフレッチェ広島、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪の4チーム。
私の立場からいえば、いずれかのクラブがアジアのチャンピオンを是非にでも取ってほしいと思っております。

そして、FIFAクラブワールドカップで世界の強豪と互して戦い、日本のJリーグが、真にアジアのチャンピオンであることを、なんとしても世界に示してほしいと思っております。
大変ワクワクしております。

今回、ご存知のようにビッグネームが大阪にやってきます。
ディエゴ・フォルラン選手。(FIFAワールドカップ)南アフリカ大会の得点王でありMVPであります。
そうしたビッグネームも久しぶりにJリーグに参戦することになりました。それを楽しみにしていらっしゃる皆さんも多いと思います。

一方でアジアでは、Jリーグに注目する方が徐々に徐々に増えています。
若いアジアの選手が日本でプレーすることを夢見て、日本に渡ってくるケースが徐々に徐々に増えています。
そういう意味では、アジアからも注目されているJリーグ。

話題満載、魅力満載。
そして一番の根幹であるプレーが、魅力溢れるものになりますように、私含め、51クラブ全員で総力を結集して頑張って行きたいと思っていますので、皆さん、是非ともご協力をよろしくお願いいたします。

これをもってチェアマンの挨拶とさせていただきます。
今日はどうもありがとうございました。

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