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首位の鹿島はFC東京と対戦。C大阪vs柏の上位対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第18節】

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2017年7月8日(土) 13:25

首位の鹿島はFC東京と対戦。C大阪vs柏の上位対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第18節】

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首位の鹿島はFC東京と対戦。C大阪vs柏の上位対決も見逃せない【プレビュー:明治安田J1 第18節】
2位C大阪は3位柏の上位直接対決に臨む。第10節アウェイで敗れたリベンジなるか!?

明治安田生命J1リーグは、今節を終えると、およそ3週間の中断期間に突入する。良い流れでサマーブレイクを迎えるためにも、各チームともに勝利という結果をより渇望しているだろう。

水曜日に川崎Fvs浦和、G大阪vs鹿島の2試合が行われ、全18チームは17試合を消化。順位表から「暫定」の2文字が消えている。

首位に立った鹿島はFC東京とアウェイで対戦。監督交代後5連勝と絶好調だ
首位に立った鹿島はFC東京とアウェイで対戦。監督交代後5連勝と絶好調だ

その水曜日の一戦でG大阪に勝利し、首位に立ったのが昨季王者の鹿島。2連覇に向けて、最高の形で前半戦を折り返している。今節はアウェイでFC東京と対戦。中2日での連戦となるが、監督交代後に5連勝と好調を維持しており、攻守に隙は見当たらない。連戦によるコンディション面に不安はあるものの、リーグ屈指の戦力をもって、この厳しい日程を乗り越えていくはずだ。一方のFC東京は3連敗と苦境に陥っている。しかも大久保 嘉人、森重 真人と攻守の要をともに負傷で欠くなかで、今節も厳しい戦いが予想される。上位に争いに再び名乗りを上げるためにも、これ以上負けられない一戦。ホームアドバンテージを生かして、王者に圧力をかけたい。

2位のC大阪と3位の柏の直接対決も注目のカードとなった。ここまでわずかに2敗と負けない戦いを続けるC大阪は、前節もFC東京に3-1で快勝と、その勢いにますます拍車がかかっている。清武 弘嗣が負傷離脱中ながら、杉本 健勇が好調を維持。水沼 宏太も前節、結果を残すなど調子を上げており、エース不在の影響を感じさせてはいない。柏とすれば、前節喫した敗戦から上手く切り替えたいところ。まずは3点を失った守備の修正を施し、素早いショートカウンターでC大阪の堅守を打ち崩したい。

G大阪は水曜日の敗戦を引きずらないことが求められる。長沢は古巣清水相手にゴールなるか!?
G大阪は水曜日の敗戦を引きずらないことが求められる。長沢は古巣清水相手にゴールなるか!?

4位のG大阪はアウェイで清水と対戦。水曜日の試合から中2日での一戦であり、コンディション的には厳しい状況での戦いとなる。水曜日の試合では鹿島に敗れているだけに、連敗だけは避けたいところ。好調を維持する長沢 駿のパフォーマンスがカギを握りそうだ。対する清水は前節、札幌に0-1と敗戦。相手の粘り強い守りに苦しみ、ゴールを奪えなかった。今節は鄭 大世が出場停止と、厳しい戦いが予想される。エース不在の中、チャンスを与えられるであろう他の攻撃陣の奮起が求められる。

G大阪と同じく中2日での試合となる川崎F。こちらは浦和に勝利して、良い状態のまま今節に挑む。2試合連続2ゴールと、エースの小林 悠が絶好調なのは心強い。連戦による疲労の影響も懸念されるが、今節も相手を押し込む攻撃スタイルを披露するはずだ。対戦相手の鳥栖は5試合負けなしながら、勝ち切れない戦いも目立つ。鎌田 大地が移籍し、攻撃面に不安を抱える。運動量で相手を上回り、一瞬の隙を突く戦いに勝機を見出したいところだ。

5連勝と勢いに乗る横浜FMはホームに広島を迎える。堅い守りをベースとし、両サイドのスピードを生かしたな攻撃からコンスタントに得点も奪えている。その攻撃のカギを握るマルティノスが代表活動でチームを離れ、今節の試合には出場できない。キーマン不在が果たしてどのように影響をもたらすのか。一方の広島は森保 一監督が辞任するショッキングな事態に見舞われた。今節は横内 昭展ヘッドコーチが暫定的に指揮を執るが、4連敗で17位に沈むチームをどう立て直してくるのか。窮地に立たされた広島のリスタートの一戦に注目したい。

苦境に立たされた浦和と新潟。指揮官の一挙手一投足に注目が集まる
苦境に立たされた浦和と新潟。指揮官の一挙手一投足に注目が集まる

同じく苦しい状況に追い込まれているのが浦和だ。ここ5試合で4敗を喫しており、水曜日の川崎F戦でも4失点の完敗を喫している。今節は日曜日開催で中3日の試合となるが、ハードスケジュールであることに変わりはない。この短期間にどのような修正を加えてくるのか。ペトロヴィッチ監督の手腕に注目したい。対戦相手の新潟も状態は深刻だ。5連敗と勝機を見出せておらず、いよいよ苦しい状況に追い込まれている。しかも浦和との前回対戦は1-6の完敗だった。希望を見出しにくい状況ではあるものの、呂比須 ワグナー監督のもとで結束し、この苦境を乗り越えたい。

4連勝と好調の磐田は、ホームで甲府と対戦。前節は新潟に手こずりながらも要所でゴールを奪い、2-0と快勝を収めている。安定した守備に加え、少ないチャンスをモノにする決定力も高まりつつある。名波 浩監督の采配も的確で、結果を出せるチームになってきた。5連勝を達成し、さらなる上位進出を目指す。一方の甲府は8試合勝利がない。課題は深刻な得点力不足。守備陣は健闘しているだけに、いかにゴールを奪えるかがテーマに。守備意識を保ちつつ、リスクを負って相手陣内に人数をかけて攻め入る場面も増やしたいところだ。

神戸はホームで仙台と対戦する。ポドルスキが来日し、大きな注目を集める一方、現在3連敗中と、チームは苦しい状況に置かれている。3試合連続無得点と、攻撃面が大きな課題に。この状況をいかに改善させるのか。選手の起用法も含め、ネルシーニョ監督の采配がカギを握りそうだ。対する仙台も3試合勝利から見放されている。こちらは得点こそ奪えているものの、失点の多さが気がかりな点。攻守のバランスを修正し、目に見える結果を掴みたいところだ。

16位の大宮と15位の札幌の一戦も注目が集まる。両者の勝点差はわずかに1。残留圏内をかけた重要な戦いとなる。札幌は前節、清水に勝利し連敗を6でストップ。一方の大宮は横浜FMに敗れ、連勝が2で止まった。勢いは札幌にあるが、大宮も伊藤 彰新監督のもとで、戦い方が明確になってきている。第10節の対戦では札幌が1-0で勝利したが、果たして今回はいかなる決着を見るのか。

■各試合の見どころをチェック
清水vsG大阪
大宮vs札幌
FC東京vs鹿島
横浜FMvs広島
磐田vs甲府
C大阪vs柏
神戸vs仙台
鳥栖vs川崎F
浦和vs新潟

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