JリーグYBCルヴァンカップのグループステージも、いよいよ大詰め。24日に第6節の6試合が開催される。
Aグループは首位の仙台がアウェイで札幌と対戦。前節は終了間際のクリスランのゴールで柏とドロー。貴重な勝点1を手にしている。首位に立ってはいるものの、今節で他チームに先駆けてグループステージの全日程が終了する。ライバルにプレッシャーをかけるためにも、勝点を伸ばして最終戦を終えたい。札幌はグループステージ突破のためにも勝利が何よりも必要。直近の公式戦ではなかなか得点を奪えていないだけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。
2位のFC東京はアウェイで柏と対戦。前節は大宮との打ち合いを制し、仙台に勝点1に迫った。ここまで12得点の攻撃力は抜きん出ており、今節もアグレッシブなスタイルで勝点3の獲得を目指す。柏はリーグ戦では好調ながら、このルヴァンカップでは結果を出せていない。今節で敗退が決まる可能性があるが、手塚 康平ら活きの良い若手が台頭しているだけに、ホームでの一戦で巻き返しを図りたい。
大宮vs清水はともにすでにグループステージ敗退が決定。ここまで未勝利の両者だが、リーグ戦につなげるためにも、若手にチャンスを与えながら、目に見える結果を手にしたいところだ。
Bグループでは4戦全勝で首位に立つ神戸と2位のC大阪の注目の一戦が行われる。神戸は勝つか引き分けで、1試合を残して1位突破が決定。逆にC大阪は勝利のみが求められる状況だ。ここまでともに無敗と、安定した守備をベースに結果を残してきた両チーム。今週末にはリーグ戦でも激突するだけに、選手起用や駆け引きなど、難しい側面もあるものの、まずは目の前の試合に全力を注ぐだろう。両指揮官の采配も含め、見逃せない一戦となる。
4位の横浜FMはアウェイで鳥栖と対戦。すでに首位通過の可能性はなくなっているが、3位以内を目指すためにも負けは許されない一戦となる。鳥栖はここまで未勝利で、苦しい状況に追い込まれている。怪我人続出の厳しい台所事情のなか、これまで出場機会に恵まれていない若手にとってはチャンスとなる。新たなヒーローが誕生すれば、今後に向けての価値ある一戦となるはずだ。
新潟vs甲府もここまで未勝利同士の一戦に。新監督を迎えたばかりの新潟にとっても、5月の公式戦で未勝利の甲府にとっても、無駄にはできない戦いとなる。今後のシーズンにつながる勝利を手にするのは、果たしてどちらのチームか。