【神戸 0-2 FC東京】
FC東京は序盤からピンチの連続だった。それでも、相手の決定力不足に助けられ、0-0のまま時間が経過。そして、33分にセットプレーからという理想的な形で先制に成功する。DF太田宏介が左足でカーブを掛けたクロスを供給すると、DF森重真人がヘディングでうまく合わせた。
その後も猛攻を浴びる苦しい展開は続いたが、GK権田修一を中心に応戦。68分にはFW武藤嘉紀が個人技で貴重な2点目を奪取。したたかに戦い、初勝利を収めた。
対する神戸は、PKのチャンスで決め切れないなど、シュートに精彩を欠く場面が散見。3試合続けて勝利から見放されている。
【名古屋 1-1 鹿島】
自陣にブロックを作って構える名古屋に対し、鹿島は多彩な攻めで対抗する。そして32分に先制に成功。DF西大伍のクロスをFW金崎夢生がヘディングで押し込んだ。以降は相手が前掛かりとなったことで生じたスペースを突き、好機を創出する。だが、追加点は挙げられないまま時間が経過。これが結果に響くこととなる。
苦境に立たされた名古屋は、持ち前のエアバトルの強さを前面に押し出した攻めを展開。空中から反撃を開始すると、69分に結実。MF田口泰士の蹴ったCKをMF矢野貴章が頭でねじ込んだ。
その後は互いにネットを揺らせぬままタイムアップ。持ち味を出し合った一戦は引き分けに終わった。