5月3日(水・祝)から都内で開催されていた2017東京国際ユース(U-14)サッカー大会は、本日最終日を迎えた。
大会のラストマッチとなった決勝は、本大会3度の優勝を誇るアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニアーズと地元FC東京の対戦。5,626人の観客が見守る中、PK戦にまでもつれる激闘となったが、5人全員が成功したボカ・ジュニアーズがFC東京に競り勝ち、通算4度目の優勝で幕を閉じた。
初参戦となったU-14Jリーグ選抜は1次ラウンドを3勝1敗でグループ2位、5位~8位の順位決定トーナメントで1勝1敗の成績を収め、6位で大会を終えた。
以下、U-14Jリーグ選抜の試合結果。
5月3日(水・祝)
◆グループステージ第1戦 vs宮城県選抜 2-0
<得点者>
豊田 晃大(名古屋)、梶原 彗汰(愛媛)
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◆グループステージ第2戦 vsニューサウスウェールズ 2-1
<得点者>
五町 蓮(鹿島)、豊田 晃大(名古屋)
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5月4日(木・祝)
◆グループステージ第3戦 vs東京都トレセン選抜 0-1
<得点者>
なし
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◆グループステージ第4戦 vsマメロディサンダウンズ 3-1
<得点者>
井上 真成(甲府)、五町 蓮(鹿島)②
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5月5日(金・祝)
◆5位~8位順位決定トーナメント vsソウル 3-2
<得点者>
増村 風月(秋田)、梶原 彗汰(愛媛)②
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5月6日(土)
◆5位~8位順位決定トーナメント vsコリンチャンス 1-2
<得点者>
梶原 彗汰(愛媛)
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U-14Jリーグ選抜の鴨川 幸司(G大阪)監督とJリーグの松永 英機アカデミーダイレクターに大会を振り返ってもらった。
■鴨川 幸司 監督(G大阪)
「先月のキャンプの段階から引き続き、ゴールを奪う、ボールを奪うということを突き詰めようと選手には伝えていた。この大会を通じて、最初は横パス、バックパスが多かったが縦に仕掛けるようになったし、守備でも前からプレッシャーをかけて奪えるようになった。その部分は最後のコリンチャンス相手でも十分通用していたので自信を持ってほしい。ただ、最後のフィニッシュの精度は課題。それぞれがチームに戻ってトレーニングをして精度を高めてほしい。
この大会で良い相手と試合をできた。例えばFWだったらオフ・ザ・ボールの動きやファーストタッチ、ボランチだったら縦に仕掛けるのか、サイドチェンジするのかという判断など、普段チームでやっている当たり前のことを強い相手の中で確認できたと思うので、引き続きチームに戻っても継続してプレーしてほしい」
■松永 英機アカデミーダイレクター
「(大会全体を通して)昨年同様、今年も自分たちのスタイルを持っている単独チームが勝ち上がったという印象。選抜チームについては、スタイルを表現するのが難しいところがあり、力を出せなかったチームの方が多かったのではないか。海外チームは技術がしっかりしており、それぞれが自分で判断してプレーしている。特にボカ・ジュニアーズの選手たちは個人戦術だったり、プレー原則をしっかり備えていた。そういった点がU-14のこの段階で既に日本チームと差があると感じた。
(初参戦となったU-14Jリーグ選抜に対して)ベストを尽くしてくれたと思う。ただ、大事なところで勝ちきれなかったり、点が取れなかったり、逆にやられてしまったり、そういった勝敗を分けるであろう局面での厳しさというものをしっかり感じ取ってくれたのか。ゴール前での厳しさという部分ではまだ甘いと思う。
チームに戻るにあたり、今大会の結果よりも内容をしっかり振り返ってほしい。苦い経験の方が多かったと思うので、チームに持ち帰ってしっかりトレーニングに取り組んでほしい」
なお、大会全体の最終結果は大会公式ホームページからご確認ください。
1次ラウンド
2次ラウンド