【栃木 1-1 千葉】
好調を維持する千葉だが、栃木の堅固なディフェンスに苦戦。個人技に優れるアタッカー陣を組織力で抑え込まれてしまった。
それでも、58分に先制に成功する。DF中村太亮のクロスが相手のハンドを誘ってPKを獲得。これをFW森本貴幸が右足で冷静に流し込んだ。
しかし、その直後にマークのずれを突かれ、DF尾本敬にネットを揺らされてしまう。貴重なリードをわずか2分で手放してしまうもどかしい展開に。
その後は相手のミスに乗じたかったものの、最後まで勝越し点は挙げられず。悔やまれる引き分けとなった。
【群馬 1-1 大分】
10番を背負う両外国籍選手の個の力が光るゲームとなった。
前半は群馬がボールを支配する展開。守勢の大分は、相手のパスワークに対応しながらチャンスをうかがう。前半を無失点で折り返すと、後半の途中から投入されたFWエヴァンドロがカウンターから強引に抜け出し、62分に先制ゴールを挙げた。
しかし、今季初勝利を目指す群馬がここから意地を見せる。さらに攻勢を掛け、FWタンケの粘り強いキープからPKを獲得。これをタンケが自ら決めて同点に追い付く。試合はこのまま1-1で終了を迎え、両チームともに今季初の勝点3はお預けとなった。
【東京V 2-0 水戸】
前節は無得点に終わった両チームの対決。課題を修正して勝利を手にしたのは東京Vだった。
前半こそ流れをつかめなかったものの、後半はより前への意識を強めてゴールへ迫る。そして、59分に待望の先制点を奪取。MF中後雅喜が蹴ったCKにDF井林章がヘディングで合わせた。
このゴールで主導権を完全に掌握すると、84分にはショートカウンターからFWブルーノ コウチーニョが2点目を挙げ、勝敗を決定づけた。
対する水戸は、今節も完封を喫してしまった。3試合続けてノーゴールと、オフェンスの改善が急務となっている。