高校年代の日本一を決める高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグの第3節が、4月22日、23日の2日間にわたって各地で開催されました。
第3節の結果は下記の通りです。カッコ内は会場。
[EAST]
大宮アルディージャユース 0-3 青森山田高校(NACK5スタジアム大宮)
清水エスパルスユース 2-1 浦和レッドダイヤモンズユース(藤枝総合運動公園サッカー場)
FC東京U-18 2-1 市立船橋高校(味の素スタジアム 西競技場)
柏レイソルU-18 0-1 鹿島アントラーズユース(日立柏サッカー場)
京都サンガF.C.U-18 1-0 横浜F・マリノスユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
■岸本 浩右 監督(京都サンガF.C.U-18)
「前半の1点がこの試合の全てです。マリノスは最後のところで身体を張りますし、能力が高い選手がそろっているので、簡単に点が入るとは思っていませんでした。でも、うまい具合に服部が決めてくれましたし、自分たちのサッカーをやっていたと思います。連敗していましたが普段と変わらず、自信をなくす選手はいませんでした。むしろ、練習から精度を高めていこうという意識があったので、それが試合で出て良かったです。(ホーム開幕戦で勝ったことに関して)その名の通りホームですからね。勝てて本当に良かったです」
■服部 航平 選手(京都サンガF.C.U-18)
「得点場面は杉田 迅君から良いパスが来ました。最近はゴールまで焦ってしまうシーンが多かったのですが、今回は練習で焦ってしまったことを踏まえて落ち着いてシュートを打つことができました。なので、ボールを受けたときから入る気がしていました。今日の試合はいきなり左サイドハーフで起用されたので、戸惑いがありました。でも、何を求められているのかを試合前に考えて、今持っている自分の力を最大限に発揮することを目標にプレーをしました。自分なりに守備から良い形で試合に入れたので、今後はもっと攻撃でもチームを牽引できるようになりたいです」
■西谷 冬樹 監督(横浜F・マリノスユース)
「前半を0-0で乗り切れればと思っていたのですが、固さもあって相手の勢いに飲まれてしまったところもあったかもしれません。固くなったのは相手の勢いが要因で、それに対して構えてしまいました。チャンスはありましたが、サイドをもう少しうまく使ってほしかったです。中に行き過ぎて、相手がいるところにボールを入れている感じがありました。そういうところも含めて、全てにおいて、積極性に欠けていたと感じました」
■棚橋 尭士 選手(横浜F・マリノスユース)
「前半は立ち上がりから自分たちの流れに持っていくことができず、それ以上に相手の勢いを感じていました。前半は最後まで0-0だったので、無失点で折り返したかったのですが、最後に失点をしてしまったのは残念です。チームとして後半は一からやり直そうと思いましたが、皆が前に急いでしまって、中盤を飛ばしたロングボールが多くなってしまいました。その結果、自分たちのサッカーができなくて負けてしまったので、そこが本当に悔しいです」
[WEST]
アビスパ福岡U-18 0-5 ヴィッセル神戸U-18(福岡フットボールセンター)
阪南大学高校 0-2 大津高校(阪南大学高見の里グラウンド)
米子北高校 0-2 セレッソ大阪U-18(どらドラパーク米子陸上競技場)
東福岡高校 0-2 サンフレッチェ広島F.Cユース(東福岡高校)
ガンバ大阪ユース 3-1 神戸弘陵学園高校(ガンバ大阪グラウンド)
[監督・選手コメント]
■森重 潤也 監督(東福岡高校)
「常にプロを意識しながらトレーニングをし、一緒に練習参加する機会もある相手に対し、うちはそうではないチーム。序盤はそうした日頃の経験の差が試合に出て、守備で慌ててしまいました。また、相手と駆け引きする場面でも判断が遅く、球際でも相手に負けていたように感じます。そうしたことが原因となり、全てで後手を踏んでしまいましたし、先制点のように一瞬の隙を突かれてしまいました。現時点での甘さが結果となって、表れた試合だったと思います」
■福田 湧矢 選手(東福岡高校)
「前半は自分たちのペースで試合を進めることができず、相手にとって良い時間帯に失点してしまいました。後半は攻撃の仕方を変えて、自分たちの流れに持ち込むことができたのですが、そこで決めきることができず、力の無さを改めて感じました。個人としても相手守備陣を突破するまでは良かったのですが、フィニッシュの質がまだまだ。今日の自分の出来は、まったくダメ。ボールに触る回数、パスミスの回数が多かったと思います。自分がこんなミスをしていては勝てないと思うので、一皮むけないといけないと感じました」
■沢田 謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
「今日はしっかりと守備をしてくれましたし、良い形で奪ってゴールに向かう場面もあり、うちらしさを少しは見せることができたと思います。ボールが弾む難しいグラウンドでしたが、パスをつなぐところ、落ち着いてプレーすべきところで正しい選択をできました。攻撃の鋭さ、出足の速さと厳しさなどで、卒業した先輩たちの穴を感じるところがありましたが、キャプテン、副キャプテンを中心によく頑張ってくれました」
■桂 陸人 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
「今は(満田)誠君が怪我でいないので、「誠君の分まで頑張ろう」と皆で頑張ってきたのですが、開幕からの2試合で勝てず悔しい思いをしました。今節に向けた練習で、皆でもう一度団結し、「目の前の勝利にこだわろう」と声を掛け合いやってきたことが、勝利につながったと思います。引かずにドンドン前から奪いにいく守備も、練習から徹底してきた部分で、今日はうまくハマりました。個人としては得点に絡むプレーは良かったのですが、自分の納得がいくプレーはできていないので、少しずつ良くしていきたいです」