16日に行われた明治安田生命J1リーグ 第7節では全9試合で23ゴールが生まれ、J1通算ゴールは19999を数えた。記念すべき20000ゴールまであとひとつ。第8節で記録達成が確実視されている。
初ゴールが生まれたのは、Jリーグ開幕戦となった1993年5月15日のV川崎(現東京V)vs横浜Mの一戦。V川崎のマイヤーが叩き込んだ強烈なミドルシュートは、今なお多くのファンの記憶に残っているだろう。
それから約1年強の間隔で1000ゴールが上積みされていく。1000ゴールは横浜Mのメディナベージョ、2000ゴールは平塚(現湘南)のエジソンが記録。3000ゴールは現在、鹿児島の監督を務める三浦 泰年(V川崎)が決めている。
以降、4000ゴールは横山 貴之(C大阪)、5000ゴールはバジーリオ(柏)、6000ゴールは鈴木 秀人(磐田)、7000ゴールは久保 竜彦(広島)、8000ゴールは崔 龍洙、9000ゴールは斎藤 大輔(ともに市原/現千葉)と、Jリーグ史を彩ってきた錚々たる顔ぶれがメモリアルゴールを決めてきた。
10000ゴールが生まれたのは、今から12年前の2005年5月8日のこと。G大阪の大卒ルーキー前田 雅文が名古屋相手に決めたリーグ戦初得点が、歴史に残るゴールとなったのだ。
得点王に輝いたことのあるウェズレイ(広島/12000ゴール)や、日本代表でも活躍した巻 誠一郎(千葉/13000ゴール)、現在スペインで活躍する鈴木 大輔(柏/17000ゴール)、浦和のゴールハンター興梠 慎三(18000ゴール)も記念ゴールの一覧にその名を連ねている。19000ゴールを決めたのは湘南の高山 薫で、2015年11月7日の新潟戦で記録した。
そして前節、ナイトゲームで行われた仙台vs鹿島の90+2分に、鹿島のペドロ ジュニオールが19999ゴール目を奪った。マイヤーの初ゴールから24年の月日が流れ、いよいよ次節、20000ゴール目が生まれることになる。
第8節は21日(金)と22日(土)の分散開催となるだけに、ともに金曜日の19時にキックオフされる川崎Fvs清水、G大阪vs大宮のいずれかの試合で、記録が達成される可能性が高い。メモリアルゴールを決めるのは果たしてどの選手か。歴史が生まれる瞬間を、大いに注目したい。