JリーグYBCルヴァンカップが15日に開幕する。25周年を迎えるこのリーグカップは、今大会より21歳以下の選手の1名以上のスタメン起用が義務付けられており、より若手に注目が集まる大会となりそうだ。
Aグループでは、柏と清水が対戦。リーグ戦で2連敗中の前者に対し、後者は2連勝と好調。勢いでは清水に分があるものの、その流れがこの試合にも反映されるかどうか。リーグ戦とはメンバー構成が大きく変わることも考えられるなか、ここまで出場機会に恵まれていない若手のパフォーマンスが、結果を大きく左右しそうだ。
FC東京はホームで仙台と対戦。直近のリーグ戦ではともに敗戦を喫しているだけに、嫌な流れを払しょくしたい。FC東京では移籍後初出場が濃厚のピーター ウタカ、仙台は古巣との対戦となる平山 相太、両ストライカーのパフォーマンスに注目が集まる。
磐田は札幌とのホームゲーム。先週末のリーグ戦で初勝利を飾った磐田に対し、札幌は初の勝点を獲得。両チームともにベテラン選手が多く、彼らがこの試合に出場するかは定かではないものの、週末のリーグ戦に勢いをつなげるためにも目に見える結果が欲しいところだ。
Bグループにも好カードが揃う。C大阪はホームで横浜FMと対戦。リーグ戦では結果を出せていないが、このカップ戦では若手の台頭を促すととともに、勝利という結果を手にしたい。横浜FMは好調のリーグ戦の勢いをこの試合にも持ち込めるかどうか。古巣との対戦となる扇原 貴宏のプレーにも興味深い見どころとなるだろう。
ともにリーグ戦で結果を出せていない広島と甲府は、この試合で流れを一変させたいところ。とりわけ広島はリーグ戦3試合で1得点と攻撃に課題を抱えているだけに、メンバー構成も含めテコ入れを図らなければいけない状況だ。対する甲府は3戦6失点と守備に不安を抱える。若手の台頭を求めるのか、それとも主力の連携を高めるのか。選手起用も含め、両指揮官の采配に注目したい。
鳥栖vs新潟は、ともにハードワークが売りのチーム。この連戦の中、インテンシティを保てるかが試合の焦点となる。疲労を考慮すればメンバーの大幅な入れ替えも予想されるが、出番を与えられた若手にとっては絶好のアピールの機会となるはずだ。
■各試合の見どころをチェック
・Aグループ
柏vs清水
FC東京vs仙台
磐田vs札幌
※大宮は試合なし
・Bグループ
C大阪vs横浜FM
広島vs甲府
鳥栖vs新潟
※神戸は試合なし