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原副理事長が語る新レギュレーション導入の狙いと大会の見どころ【ルヴァンカップ】

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2017年3月14日(火) 15:57

原副理事長が語る新レギュレーション導入の狙いと大会の見どころ【ルヴァンカップ】

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原副理事長が語る新レギュレーション導入の狙いと大会の見どころ【ルヴァンカップ】
原副理事長が開幕に先駆け新レギュレーション導入の狙いと大会の見どころについて話しました。

明日3月15日に幕を開ける2017JリーグYBCルヴァンカップ。記念すべき25周年目を迎える今年、ふたつの点でレギュレーションの変更がありました。開幕に先駆け、原 博実副理事長がその狙いについて、報道陣に対して説明会を行ないました。

まずひとつめの変更は、プレーオフステージの導入。昨年までは各グループ上位2チームがノックアウトステージに進出できたのに対し、今年はストレートでグループステージを突破できるのは1位チームのみ。各グループの2位チームは、もう一方のグループの3位チームとホーム&アウェイ方式で対戦し、ノックアウトステージ進出を争うこととなりました。

このプレーオフステージ導入の意図について、原副理事長は次のように説明しました。

「7チームのうち2チームしか上に行けない昨年までのレギュレーションだと、仮に最初の2試合に負けてしまった場合、グループステージ突破がかなり難しい状況になってしまい、そのあとの試合は消化ゲームになりかねません。今回のように3チームが絡めるルールになれば、混戦になって、最後の最後まで緊張感のある試合が継続できると考えられます」

昨季ニューヒーロー賞に輝いた井手口(G大阪)。今回のレギュレーション変更により新たなスターの誕生に期待したい。
昨季ニューヒーロー賞に輝いた井手口(G大阪)。今回のレギュレーション変更により新たなスターの誕生に期待したい。

もうひとつの変更は、21歳以下(1996年1月1日以降生まれ)の日本人選手の先発出場(最低1名)を義務付けた点。これにより若手選手の出場機会の増加が実現することとなります。原副理事長はこの変更についても、次のように考えを明かしました。

「リーグ戦では途中から出場するような選手を、思い切ってスタメンで起用する。監督としてはそういう考えになるでしょうし、それによりチーム内に競争も生まれていく。例えば、GKはなかなか若い選手を起用しづらいポジションですけど、ここで試してみようとか、クラブの置かれている状況によっていろんな発想が出てくることを期待しています。誰をどのポジションで使うのか、見るほうとしてもすごく面白いと思います」

これまでにも多くの若手選手が飛躍のきっかけをつかんだこの大会。今回のレギュレーション変更により新たなスターの誕生も期待でき、『ニューヒーロー賞』(※1)に対する興味がさらに高まることも考えられます。

また原副理事長は「東京オリンピックをにらんで、21歳以下の選手の出場枠を増やしたほうがいいのかなどを、今後も議論していきたい。ルヴァンカップに関しては若い選手が出やすいレギュラーションが重要」と来年以降の展望についても語っています。

開幕節の各会場では、ヤマザキビスケット社製品の『Levain L』が来場者全員にプレゼントされるなど、試合以外の部分でも楽しめる大会となります。リーグ戦とは違った魅力を感じられるルヴァンカップは、いよいよ明日15日に開幕。頂点を目指した熱い戦いが期待されます。

※1 今年も『ニューヒーロー賞』は23歳以下の選手が対象となります

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