FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016は14日に、5位決定戦と準決勝が市立吹田サッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズが南米代表のアトレティコ・ナシオナルに3-0で快勝。日本勢初の決勝進出を決めた。
アトレティコナシオナルが攻勢を仕掛け、カウンターを狙う鹿島の構図になった一戦。序盤から南米王者に攻め込まれた鹿島であったが、再三のピンチをGK曽ヶ端 準をはじめとする守備陣が体を投げ出してゴールを許さない。すると30分、今大会初のビデオ判定(VAR)を使用。主審は、西 大伍がオルランド ベリオに倒されたシーンをファウルと判定。PKが与えられると、これを土居 聖真が決めて鹿島が先制に成功する。
後半に入っても耐えてカウンターを狙う鹿島は83分、遠藤 康の2試合連続となるゴールで追加点を奪うと、85分には途中出場の鈴木 優磨が試合を決定づける3点目。3-0とした鹿島が、日本勢にとって鬼門の南米王者を退けて決勝への切符を勝ち取った。
準決勝に先駆けて行われた全北現代vsマメロディ・サンダウンズの5位決定戦は、元松本のキム ボギョンのゴールなど、4得点を奪った全北が4-1と快勝。5位で大会を終えている。
なお、準決勝の残り1試合は15日(木)に開催。北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカとヨーロッパ代表のレアル・マドリードが横浜国際総合競技場で対戦。勝者が18日(日)の決勝で鹿島と対戦する。
■試合データ
アトレティコナシオナルvs鹿島
全北vsサンダウンズ