2016年12月12日(月) 01:05
遠藤(鹿島)「後ろの頑張り、踏ん張りでこういう結果にできた」【選手・監督コメント:クラブW杯 準々決勝 サンダウンズvs鹿島】
FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016 準々決勝が11日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズがアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズを2-0で下して4強進出を決めました。
試合後の選手・監督コメントです。
■石井 正忠監督(鹿島)
「アフリカのチームとやるのは今回が初めてで、非常にスピードがあり身体能力があるという点で少し戸惑ってしまった部分がありました。自分たちがしっかりボールを回せばというところで、奪われてしまった部分もあったので、少し劣勢なところが前半はありました。後半は、しっかり自分たちで、相手陣内でボールを動かそうというところをチーム全体としてやってくれたので、相手陣内でのプレーというのが多くなり、そこでチャンスをうまく決めることができて、そこから最後までチャンスを与えなかった」
――前半と後半の違いが明らかだったが、ハーフタイムの指示は?
「相手陣内で慌てて自分たちからボールを失っていることが多かったので、そこをもう一度テンポよくボールを回して相手陣内で動かそうということをミーティングで話しました。当然それができる能力がある選手たちがそろっているので、それがしっかりできれば落ち着いてボールを回せると思っていた。
あと相手のチームは守備の点ではそんなに組織的ではなかったので、そこをうまく崩せればということは考えていたんですけど、それが後半になって良くなったんじゃないかと思います。自分たちの失い方が前半は悪かったと思います」
――準決勝で対戦するアトレティコ・ナシオナルに関しては?
「僕は1試合しか見ていないので、まだはっきりしたことは言えないんですけど、南米のチームと当たるときには技術はもちろんのこと、試合を勝つためのずる賢さみたいなものがあるチームが多いので、試合の流れというのも見なきゃいけないと思いますし、それにどう対抗するか。あとは、流れの中でも自分たちの良さというのをどういうふうに出していくかを考えていかないといけないと思います」
■遠藤 康(鹿島)
「後ろの頑張り、踏ん張りでこういう結果にできたと思う。チーム全体で戦っている大会だなとつくづく思います」
――オークランドシティ戦も前半にペースを取られたが?
「変なところでボールを取られてカウンターというのが一番怖かった。そこだけを注意してやった結果、ちょっと押し込まれる場面というか、サイドの方で攻撃するしかできなくなってしまった。それはそれでいいのかなと思いながら、後半にはチャンスが来ると思っていたので、いい時間帯に決められて良かったです」
――先制点の場面は?
「自分は当たり損ないでしたけど、(土居)聖真からいい落としが来たので、決めるだけでした」
――後半はかなり気持ちを入れ替えて臨んだのか?
「後半、やっと(柴崎)岳と(永木)亮太がいい形で持てるようになってから、うちらも動き出しやすくなったし、(赤﨑)秀平も裏に抜け出したり、ああいう場面が増えてきたので、相手も戸惑ったんじゃないかと思います」
■金崎 夢生(鹿島)
「うれしいです。ありがとうございます。チームが勝ったことが一番。また試合ができるので、それが一番うれしいです」
――前半の試合をどう見ていて、どうプレーされましたか?
「前半は耐えるシーンが多かったですけど、チーム全員でしっかり守備意識を高くできました。それが後半につながったと思います」