11月29日の明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 決勝第1戦を2日後に控えた浦和レッズは、今日も午前11時30分から埼玉県内のグラウンドでチーム練習を行った。
今日はまず、練習前にクラブハウス内でチームミーティングを実施した。その場では今季の浦和vs鹿島、そして先日のチャンピオンシップ 準決勝の試合VTRなどを観ながらミハイロ ペトロヴィッチ監督が選手たちへ指示を送ったという。森脇 良太が、ミーティングの様子を話してくれた。
「ミーティングはいつも通りです。そんなに大きくは変わらない。ただ鹿島のビデオを観ただけです。そのルーティーンは変わらないです。ただ、(ペトロヴィッチ)監督も、試合間隔がある中でもう一回締める意味で、かなり活を入れてトレーニングしていますし、ミーティングでも熱くなるところはありましたね。それも今日に限ったことじゃなくて、いつものことなんです。対戦相手の動きを観ながら、本来自分たちがどこにポジションを取らなきゃならないのかなどを熱く語っていました」
今日の練習では主力組と目されるメンバーがハーフコートの中で攻撃パターンの練習を入念に繰り返す姿があった。そこではペトロヴィッチ監督が逐一プレーを止めてビルドアップから縦パス、サイドチェンジ、クロス、フィニッシュの道程を指示するシーンが目立ち、改めてチームのストロングポイントを再確認させる意味合いを持たせていたようだった。
Jリーグタイトルが懸かるチャンピオンシップといえども、チームコンセプトに一切の揺らぎはない。浦和はあくまでもスタイルを貫き、年間勝点首位の自信を備えて決戦へ臨もうとしている。
(取材・文・写真/島崎 英純)