清水にとっては初めて前売り完売となったホームでの開幕戦。好天にも恵まれ、大観衆の期待感に満ちた空気の中、清水の選手たちはその熱気に応える気持ちの入った“闘い”を見せた。
ホームの清水は、新外国籍FW2人を先発起用せず、前線を日本人だけにして前からの守備を重視した形でスタート。鹿島のほうは、水曜日のACL(FCソウル戦)から先発を4人入れ替え、小笠原満男と曽ヶ端準のベテラン2人を休養させて開幕戦に臨んだ。その前半は、鹿島のほうが「ベンチから観ていても、ビビってつなげなかったのか全体としてロングボールが多かった」(遠藤康)という状況に陥り、本来のリズムが作れない。そこに小笠原の不在の影響があったかどうかは不明だが、DFラインにセンターバックタイプを4人を並べた清水にとっては好都合な展開。「前半は長いボールをDFラインがしっかりと跳ね返し、セカンドボールを中盤が拾えていたことが非常に良かったし、前からもプレッシャーをかけられていた」と、大榎克己監督もゲームプラン通りに試合を運べていたことを認める。
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