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本番を想定した紅白戦 アグレッシブさを貫けるか【鹿島練習レポート:明治安田CS】

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2016年11月21日(月) 17:58

本番を想定した紅白戦 アグレッシブさを貫けるか【鹿島練習レポート:明治安田CS】

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本番を想定した紅白戦 アグレッシブさを貫けるか【鹿島練習レポート:明治安田CS】
今日の練習では紅白戦が行われ、練習後には選手同士で話し合う姿も

チャンピオンシップに出場するクラブのなかで1stステージを制した鹿島は、他のクラブに先駆けてその出場権を手にしていた。12勝3分2敗、29得点10失点という見事な成績を残しての優勝だった。しかし、2ndステージは大失速。6勝2分9敗、24得点24失点と勝点を伸ばすことができず、1stステージまで共に年間勝点を争っていたはずの浦和や川崎Fから大きく引き離されてしまう。最終的な勝点差は浦和と15、川崎Fと13という5試合分の勝点差を付けられた。

それでもリーグ王者の座を賭けてチャンピオンシップに出られることに、「うちらはJリーグからもう一度チャンスを与えてもらった」(遠藤 康)という声も聞かれた。シーズン途中でカイオが移籍し、怪我人も続出、猫の目のようにくるくると先発選手を変えなければならなかったチーム事情があっても、タイトル獲得のチャンスがある。しかも、伝統の勝負強さが問われる一発勝負のトーナメント戦。アウェイで戦わなければならない準決勝は、引き分けだと敗退が決まる不利な立場ではあるが、チームの中心選手の一人である遠藤は「89分まで0-0でも最後で点が入ればいい」と慌てず戦うことを強調していた。

この日の練習は、川崎Fを想定した紅白戦が行われ、練習後にはさらなる修正を重ねるため話し合う選手の姿が見られた。

「戦い方は難しいけど失うものはなにもない。どんどんアグレッシブに行きたい」

そう話したのは、リーグ戦で対戦したとき、自身のサイドを破られ失点を招いてしまった山本 脩斗。今季、川崎Fには1分1敗と一度も勝てていないが、割り切った姿勢で戦いを挑む。それが相手に取っても一番怖いと信じて。

(取材・文・写真/田中 滋)

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