日本代表は15日、埼玉スタジアム2002でロシア ワールドカップ アジア最終予選を戦い、サウジアラビア代表に2-1と勝利を収めました。
試合後の日本代表選手コメントです。
■西川 周作(浦和)
「常に危機感を持ちながら自分の力を最大に出そうと、とにかく結果が個人としても、チームとしてもほしかった。5試合を終えて本当にいろんなことができて、自分たちが初戦を落としてから修正できたのは良かった。ただこれからも厳しい試合が待ってるんじゃないかなと思います」
――自身のプレーはどうだった?
「いろんなことを経験しながら失点から学んだり、最終予選の雰囲気だったりに慣れてきたと思いますし、自分がピッチの外から感じていたことと、実際に立ってみるのではやっぱり違うものがあるので、そういったところでも経験できているのはポジティブなことだと思います」
――チームとして前に行く時と引く時があるが、そこでGKとしてオールマイティに臨機応変に対応しなければいけない?
「GKの理解力で戦術が成り立つか成り立たないかが決まってくると思いますし、前線から行くのであればGKが背後を守らなければズルズル下がってしまうので、そこは監督の指導のもと戦術を理解しているつもりです。引いて守るところはブロックを作って我慢強くやる、ミスを誘ってカウンターというところが今日はチームとしてできたかなと」
――速攻と遅攻のバランスは良かったと思うが?
「僕から見てもすごく良かったと感じていて、前半は前から行こうというところで、高い位置で取って縦を狙う速いサッカーができたと思う。後半は相手にボールを持たせて、我慢強くスライドしながら相手のミスを誘ってショートカウンターというのがうまくやれていたと思うので、チームとして一番、予選で手応えを感じられた試合だったんじゃないかと思います」
――失点シーンに関しては?
「僕のところから見ればボール1個分は入ってないんじゃないかと思いますけど、クリアするのも難しい体勢ではありました。でも(原口)元気の1点が非常に大きかったですし、こうやってチームが勝ってスタートラインに立てたのは良かったと思います。まだまだアウェーがこれから3つあるので、厳しい戦いが待っているなと覚悟してるんですけど、この5試合を終えて最低限の勝点は取れたんじゃないかと思います」
■森重 真人(FC東京)
――勝つことが大前提のなか、結果を得られたことについて。
「ほっとしてますし、やっぱり準備してきたこと、勝利を目指して準備して来たので、それが結果につながって素直に嬉しいです」
――高い位置からボールを奪えて、そこから攻撃もあった中で時々くるカウンターのピンチで森重選手のインターセプトが見られたが?
「やっぱり相手のカウンターというのが一番の脅威だったので、僕と(吉田)麻也と長谷部さんとしっかり後ろをリスク管理することを心がけました。奪われた瞬間に前がある程度プレスにいってくれることで、後ろも読みやすくなると思うので、チームとして奪われた瞬間に奪い返すということができたかなと思います」
――今日はいい流れにある中でトップ下の清武選手にフリーで前を向かせるパスを出せていた。
「やっぱりあそこのポジションにうまくボールを入れることが自分たちのチームにとってプラスになると思いますし、(香川)真司だったりキヨ(清武)だったりが常にあそこで顔を出してくれるので、練習中からそういうのは狙っていってました。今日も常にキヨを見ながら後ろでボールを回していました」
――セットプレーの守備が安定してきているが、合宿から確認できている?
「やっぱり失点がそこで多いというのが現状ですし、そこをしっかりクリアにしていかなければいけない。セットプレーだけじゃなくていろんな課題をクリアしていくことがチームにとって必要なことですし、その積み重ねが最終予選は大事になってくるかなと思うので、そういう課題を一つひとつクリアにしていきたいと思います」