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ハリルホジッチ監督「美しく、大きな勝利だった。選手たちを祝福したい」【試合後監督コメント:日本代表vsサウジアラビア代表】

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2016年11月16日(水) 13:13

ハリルホジッチ監督「美しく、大きな勝利だった。選手たちを祝福したい」【試合後監督コメント:日本代表vsサウジアラビア代表】

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ハリルホジッチ監督「美しく、大きな勝利だった。選手たちを祝福したい」【試合後監督コメント:日本代表vsサウジアラビア代表】
「躊躇なくより良い選手を選んでプレーさせた」と決戦を振り返ったハリルホジッチ監督。

日本代表は15日、埼玉スタジアム2002でロシアワールドカップ アジア最終予選を戦い、サウジアラビア代表に2-1と勝利を収めました。

試合後の日本代表ハリルホジッチ監督のコメントです。

■ヴァイッド ハリルホジッチ監督
「相手は非常に美しいチームだった。しかし、日本が勝った。エクセレントな勝利だとは言わないが、良い勝利だったと思う。本当に我々も困難な状況だったが、勇気と強い気持ちを持って戦った勝利だと思う。勝利を追求し、勝利に値する試合だった。もう少し点を取れたと思う。ただ、最終予選でまた失点してしまったことは少し良くない。本当は失点なしで終わりたかったが、美しく、大きな勝利だった。今日の選手たちを祝福したい。そして誇りに思う。彼らは戦う意識と気持ち、行動に関しても強いサウジアラビアによく勝ったと思う」

――「エクセレントではなかった」と言ったが、どの辺りがそうではなかったのか?
「まずは私は自分自身に厳しい男だということがあるが、もっと点を取れたという気持ちがある。何度か慌てた状況があった。例えば、ゴール前での冷静さ。それがあれば4、5点は取れたと思う。特に試合の最後の方は私たちが動揺したと思う。サウジアラビアはすべてのリスクを負ってきた。その困難な状況を乗り越えなければいけなかった。最初にも言ったが、やはり失点はよくなかったと思う。ただ、選手たちはビッグマッチでよくやってくれた。本当に勝利に値すると思う。いまのところ、試合をやってみて、サウジアラビアが一番強かったと思う]

――昨日の会見で「大きな決断をしなければいけない」と言っていたが、その決断内容は?
「毎回、私はこのチームの強みは組織だと言っている。もちろん、何人かの選手はトップパフォーマンスではない。ある監督はたとえそうであったとしても、信頼して使い続けるだろう。怪我をするような状況もあると思うが。ただ、私は躊躇なく、より良い選手を選んでプレーさせた。皆さんが想像したとおり全員がプレーしたと思う。つまり、チームスピリットがよかったと思う。

試合後に選手を祝福した。全員の目の前で言った。ある時期はチームの80パーセントが所属クラブでプレーしていない状況だった。本当に3~6カ月は厳しい状況が続いた。そして何人かは私が言いわけを探しているのではないかという記事を書いていた。ただ、我々は選手のことを完璧に把握している。

最後の最後まで厳しい状況は続くだろう。これからはもっともっと厳しくなる。特に海外組はもっと頻繁にプレーしてほしい。コンペティションに臨むリズムになっていなければ同じことが繰り返されるだろう。そして、おそらく先発で使うことはないだろう。ただ、8、9人をいきなり変えることは難しい。常に先発で出続けた選手がそのような状態になってしまうのはよくないし、若手がいきなり出ても難しい。(川島)永嗣、本田(圭佑)、岡崎(慎二)、(香川)真司、全員だ。自分たちのクラブで厳しい状況にあるのは知っている。ただ、彼らには言った。先発を取り続けなさい。そして先発を取れるクラブに行きなさい。と。それを繰り返し言った。

我々のチームの強みは、海外組のプレー回数が多いことによって決まる。彼らを本当に信頼している。あいまいな言葉はない。全員をリスペクトしていて、私は『スターはチームだ』と言っている。ある試合でしっかりと準備ができていない男がいれば、その選手を先発から外すことについてはまったく躊躇なくやる」

――勝って年内最終戦を終えたが、この試合はスピードがあったし、チームとしての形を示した試合だったと思う。今のメンバーが今後のプロトタイプになるのか? それともまだまだチームは変わっていくのか?
「これから3月にまた試合があるが、前もって何かを言うことはできない。9~11月がこのようになるとは想像もしていなかった。1カ月、かなりのことをやった。我々の海外組の90パーセントがほとんどの試合に出ていなくて、私はかなり不安になった。3月に何が起きるかは前もって言うことができない。皆さんが見たとおり、毎回の合宿で私は新しい選手を呼ぶ。様子を見たり、分析をしてどのように適応するかを見るためだ。

もう一度言うが、若い選手たちは少し恥ずかしがり屋すぎる。もう少し勇気を持ってほしい。先発を取っている選手たちをおびやかして、自分がより良い状態になってほしいと思っている。それが新しい選手になるのかは言えない。海外組も国内組も含めて、彼らが良ければ、彼らを選ぶトライをしたいと思っている。ただ、良い選手であってほしいということだ」

――清武を途中で代えたが、予定どおり? それとも試合中に負傷した影響なのか?
「前もって決めた予定でもあるし、怪我もあった。この2試合をやるということについて、清武はここ1カ月クラブでまったく試合に出ていない。それから真司の怪我もあった。彼もしっかりと準備をしなければいけないし、リスクがあった。いろいろな分析をした結果、(香川スタメンの)チョイスではなかった。

清武はこの2試合、すごくハイレベルなプレーをしてくれた。もちろんリズムは完璧ではないし、クラブで出ていないので60分以上はもたない状態だった。これは予想どおりのことだった。そこには怪我も影響している。疲労によって怪我にも耐えられない状態だった。私にとってはノーマルな選手交代だったと思う。

真司についても同じことだ。この2、3週間は足首にけがを抱えたままプレーしていた。メディカルスタッフが良い仕事をしてしっかりと治療してくれた。そしてトレーニングをすることもできた。もちろん痛みはあったが、チームのために、グループのためにという気持ちがあった。

トレーニングは満足にできなかったが、痛みによく耐えてくれた。そのことを私は完璧に把握していた。そして後半に入ることを想定して、彼が勝利に貢献してくれることも分かっていた。このスピリットをキープしてほしい。もちろん全員プレーしたいというのは分かっているが、まずはチームがどうあるべきかが大事だと思う。本当に全員を祝福したい」

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