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中学3年生の久保(F東23)が史上最年少Jデビューを果たす【明治安田J3 第28節】

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2016年11月5日(土) 17:31

中学3年生の久保(F東23)が史上最年少Jデビューを果たす【明治安田J3 第28節】

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中学3年生の久保(F東23)が史上最年少Jデビューを果たす【明治安田J3 第28節】
限られた出場時間のなかで、存在感を放った久保

5日に行われた明治安田生命J3リーグ 第28節のF東23vs長野戦で、中学3年生の久保 建英がJリーグデビューを果たした。15歳5か月1日でのJリーグデビューは、2004年、当時東京Vに所属した森本 貴幸の15歳10か月6日を抜く史上最年少の記録となった。

この日の会場となった駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場には、出場を期待するファン・サポーター7653人が来場。182人の報道陣が訪れるなど、久保に対する注目度の高さが窺えた。

ベンチスタートとなった久保がピッチに立ったのは0-2で迎えた後半開始から。シャドーの位置で出場した久保は、しばらくはボールに触る機会がなかったものの、次第にプロのスピードに慣れてくるとプレー関与が増え、独特のタッチと間合いによる、落ち着いたプレーを披露した。

78分にはドリブルで持ち出しあわやというスルーパスを供給。終了間際には左サイドを打開し、クロスで好機を生み出すなど、得点にこそ絡めなかったが、限られた出場時間のなかで、存在感を放った。

「一人で局面を打開できるようなプレーヤーになりたい」と、抱負を語った久保。今後の成長が期待される
「一人で局面を打開できるようなプレーヤーになりたい」と、抱負を語った久保。今後の成長が期待される

試合を終えた久保は「グラウンドに出る前は結構緊張していたんですけど、やってみたら体はいつも通り動いた。ただパススピードがユースよりも速く、足もとになかなかつかなくて、何もできずに時間がすぎてしまいました」と悔しさをあらわにした。

一方で、収穫も口にする。

「シュートもゼロに終わってチームにあまり貢献できませんでしたけど、45分プレーできたのは良かったです。あまりいいプレーはしてないですけど、できたことはできた。ここから個人レベルを上げていって、(プロでも)遜色なくプレーできるようにしたい」

今後については「一人で局面を打開できるようなプレーヤーになりたい」と、抱負を語った久保。スタートラインに立った中学生アタッカーはいかなる選手へと成長していくのか。これからの飛躍が大いに期待される。

この試合に視察に訪れたJリーグ 村井 満チェアマンは「久保君については今日の試合でその片鱗を見ることができた。縦へのスルーパスとかゴール前にきれ込んでいくタッチの柔らかさなど。J3で7,653人を動員する話題性はJリーグにとってもありがたいこと。こういうスター選手がでてきてJ3を活性化してくれることはいいこと。U-23からトップチームに上がる選手が多いので、彼をJ1の舞台で早く見たい」と、今後への期待感を語った。

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