浦和のペトロヴィッチ監督は試合後、雄弁に語ったものだ。「試合前の報道では、どれだけ湘南がJ1で旋風を巻き起こすのか、浦和に対してどれだけやれるのかと、非常に注目を集めていたと思う。湘南はベターな戦いを我々に見せたと思うが、しかし結果的に我々が勝利できたことはうれしく思う」。Shonan BMWスタジアム平塚で行なわれた開幕戦、アウェイの浦和が3-1で逆転勝利を収め、今季続いていた公式戦の連敗も止めた。
先制したのはホームの湘南だった。「しっかり前からプレッシャーに行けてたし、そこからチャンスもつくれていた」と高山薫が振り返ったように、3トップに始まる守備でリズムをつかんだ湘南は30分過ぎ、菊地俊介のボール奪取を機に素早く攻撃へと転じ、古林将太がクロスを送る。ゴール前に走り込んだ大槻周平が相手のファウルによってPKを獲得し、これを遠藤航が冷静に沈めた。
「勢いをすごく感じた」相手をそう評したのは、浦和の石原直樹だ。……
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