JリーグYBCルヴァンカップは15日に決勝が行われ、浦和がPK戦の末にG大阪を下し、2003年大会以来となる2度目の優勝を果たした。
試合は早い段階で動いた。17分、ハーフウェイライン手前でボールを受けたアデミウソンが、そのままドリブルで独走。追いすがる浦和DFを置き去りにし、最後はGK西川 周作との1対1を落ち着いて制し、G大阪が先制する。
G大阪の1点リードで迎えた後半は、浦和が反撃に出る。左サイドの関根 貴大の突破などでチャンスを作りG大阪を自陣に押し込むと、76分、柏木 陽介のCKから、ピッチに立ったばかりの李 忠成が起死回生の同点ゴール。試合を振り出しに戻した。
1-1のまま90分では決着が付かず、延長戦に突入したものの、両者決め手を欠いて決勝ゴールは生まれず、勝負はPK戦へと委ねられた。
PK戦では先行のG大阪が4人目の呉屋 大翔が失敗したのに対し、浦和は5人すべてが成功。PK戦にまでもつれ込んだ激闘をものにした。
■試合データ
G大阪vs浦和