10月11日に行われるロシアワールドカップ アジア最終予選 オーストラリア代表戦を控えた日本代表ハリルホジッチ監督のコメントです。
■ヴァイッド ハリルホジッチ監督
「今のところアジアで最も強いチームとの対戦になる。しっかりとオーガナイズされて、しっかりクオリティのあるチームだと思っている。ただ各チーム、弱点はある。オーストラリアが最も強いチームだとしても、我々は大きな仕事をするために、よりよい準備をしたい」
――オーストラリアが前から出てきた方が戦いやすい?
「予選では我々はかなり支配してきたが、オーストラリアは高い位置でプレスをかけてくる可能性もある。海外でやっている選手が多いし、フィジカルもかなり強い。しかも彼らのホームだ。ホームでやるチームはいつも以上にプレッシャーをかけてくる傾向がある。今のところ、我々はこういうシチュエーションでプレーしていない。そのことも選手にスピーチして、慌てるなと伝えている。このような試合は小さなディテール、集中、ラッキーなことも必要だ。そういったことが試合を決めるということも考えておかないと。本当に厳しい試合になると思う。心理面も選手に伝えて、準備している。明日、我々のチームがどうプレーするか早く見たい」
――起用したくても起用できない選手がいると思うが、監督は苦しいと思っているのか、それとも新しい選手を使えるチャンスと捉えているのか?
「フィジカル面ではよりよい状態になっている。イラク戦でもかなり走ったが、爆発的なスピードは足りなかった。いない選手に関してはもちろんハンデキャップだが、言い訳はしないし、困難だとも思わない。勇気、勇敢さを持って大きな仕事を成し遂げたい。足りないとは誰も思っていない。いつも、2試合目はフィジカル的にいい状態になっている」
――明日の試合のサイドバックはどういう考えで選ぶ?
「最初のリストを公開した時に、怪我とカードに関して予測していると話した。つまり、そのために2人余分に呼んでいる。ただ、もう2、3人必要だったのかなと感じている。たいしたことはできない。彼らはもういない、他のソリューションを探さないといけない。我々にとって難しいシチュエーションだとしてもメンタルはよくなっているので勝つしかない。アジアでチャンピオンのチームと戦うので、モチベーションと大きな仕事を成し遂げるという気持ちをそれぞれ持ってやらないといけない」
――昨年の同じような時期に。1年後になれば違う見方になると言っていたが、今はどう思っているか?本大会の目標から現在はどういう位置にいる?
「まずは、不正義によっての敗北が一回あった。私の日本の見方が少し変わってしまった。ただ、代表監督は合宿にきて、2日間でいろんなことをやらないといけない。おそらく、今起きているのは、キーとなる選手の試合数が足りないこと。それが我々のゲームクオリティに影響してしまっている。ただ、アジアのどのチームよりも決定機を作っている。我々にも弱点はある。我々のプレーにはフィジカルコンディションが重要になってくる。どこまで伸びるのかという予測はまだまだできない。キーとなる選手にいろんなものが足りない状況だからだ。
初戦、2戦目に関しても、我々が期待したレベルほどにはなっていない。私の主な仕事は、まずこの2日間の合宿でフィジカルを調整しつつ、勝つチームを作ること。イラク戦もそうだったが、オフェンスの連続プレーを向上させることがなかなかできない状況だ。ただ、そうは言っても6、7回決定機があった。一番大事なのは勝つこと。我々の道はわかっている。最終予選を突破すること。チームは常に向上を続ける、山あり谷ありでまだまだいろんなことが起こる。ただ、1試合目はメンタルを出してくれたし、私には大事なことだった。日本はこれができるんだと不安にならなかった」