明治安田生命J2リーグは、8日に第35節の11試合が行われ、首位の札幌が水戸に勝利を収めた一方、2位の松本は岡山と引き分け、両者の勝点差が9に拡大。岐阜に競り勝った3位のC大阪は松本との勝点差を2に縮めた。
水戸をホームに迎えた札幌は、開始5分に生まれたヘイスのゴールを守り抜き、1-0と辛勝。勝点を77に伸ばし、首位の座をがっちりとキープした。
注目の松本vs岡山の上位対決は、ホームの松本が62分に工藤 浩平のゴールで先制したものの、終了間際の87分、岡山が矢島 慎也のゴールで同点に追いつき、両者譲らず1-1の引き分けに終わった。
C大阪は岐阜を相手に3ゴールを先取する余裕の展開に。しかし68分、69分に立て続けに失点。3-2で逃げ切ったものの課題の残る一戦となった。ホームに町田を迎えた清水は、ダブルエースが躍動した。21分に大前 元紀、90分に鄭 大世がゴールを奪い、2-0と快勝。松本と引き分けた岡山をかわして4位に浮上した。
アウェイで千葉と対戦した京都は、開始早々の堀米 勇輝のゴールで勢いに乗ると、その後2点を追加して3-0と完勝。6試合ぶりの勝利で昇格プレーオフ出場圏内となる6位をキープした。一方、敗れた千葉は京都との勝点差が11に広がり、プレーオフ進出が厳しくなっている。京都を追いかける横浜FCも、イバの2ゴールを守り切れずに長崎に2-2とドロー。京都との勝点差は8となり、こちらも苦しい状況に追い込まれた。
山形の本拠地に乗り込んだ愛媛は二度のリードを守り切れずに2-2の引き分けに。徳島vs讃岐の「東四国クラシコ」は、両者譲らずスコアレスドロー。熊本vs群馬の一戦も1-1の引き分けに終わっている。
21位の金沢は、ダビの一撃で山口に競り勝ち、20位の岐阜との勝点差を1に縮めた。東京Vとアウェイで対戦した最下位の北九州は開始直後に小松 塁のゴールで先制しながら、前半のうちに追いつかれてそのまま1-1の引き分けに。これで3戦連続のドローとなった。
■試合データ
札幌vs水戸
横浜FCvs長崎
山形vs愛媛
C大阪vs岐阜
徳島vs讃岐
松本vs岡山
清水vs町田
千葉vs京都
東京Vvs北九州
熊本vs群馬
金沢vs山口