明治安田生命J2リーグは18日に第32節の全11試合が各地で行われた。
首位の札幌は、1点が遠くアウェイで長崎と0-0のスコアレスドローで終了。連勝はストップしたものの5試合無敗とし、勝点を70の大台に乗せている。
2位の松本は、ここ5試合でわずか1敗と好調の群馬と対戦。14分に瀬川 祐輔に2試合連続となるゴールを決められて先制を許したが、松本も59分、パウリーニョの2試合連続ゴールで同点に。しかし、その後に追加点は生まれず1-1のドローでタイムアップ。勝点を61に伸ばして2位を死守した。
北九州とアウェイで対戦したC大阪は、79分に怪我から復帰した杉本 健勇のゴールで先制に成功すると、最後まで1点を守り切って完封勝利。勝点を60とし、松本との勝点差を1に縮めている。岡山は熊本と0-0のスコアレスドローに終わり、5位に転落した。
2週間前に天皇杯で対戦した清水と水戸の再戦は、劇的な幕切れとなった。清水は0-1で迎えた85分に松原 后のJリーグ初ゴールで同点に追いつくと、試合終了直前、ビョン ジュンボンが値千金の決勝点。終盤に2点を奪って逆転した清水が3連勝を飾り、岡山を抜いて4位に浮上した。
千葉vs山口も劇的な展開に。山口は1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、中山 仁斗のゴールが決まり、土壇場で引き分けに持ち込んだ。愛媛と対戦した岐阜も、開始2分で先制を許しながらも、53分に同点に追いつき、終了直前にレオナルド ロシャの劇的な逆転ゴールが決まり、13試合ぶりの勝ち星を手にしている。
プレーオフ圏争い直接対決となった7位横浜FCと6位京都の一戦は、攻めてはイバが2ゴールの活躍、守っては南 雄太がPKを2度セーブし、横浜FCが京都に2-0と完勝。両者の勝点差は4に縮まっている。
東京Vはドウグラス ヴィエイラの2得点の活躍もあり、3-2と讃岐とのシーソーゲームを制した。山形は徳島を2-1で下して11試合ぶりの白星を手に。町田は仲川 輝人の移籍後初ゴール、中村 祐也の2試合連続ゴールで2-1と金沢から勝利を収めている。
■試合データ
北九州vsC大阪
千葉vs山口
東京Vvs讃岐
清水vs水戸
横浜FCvs京都
山形vs徳島
金沢vs町田
群馬vs松本
岐阜vs愛媛
熊本vs岡山
長崎vs札幌