1日に行われたロシアワールドカップ アジア最終予選 UAE戦後の日本代表の選手コメントです。
■西川 周作(浦和)
「(FKの場面は)ちょっと壁の裏を意識してしまって、重心が右になった分、力がうまく伝わらなかった。そこは整理しながら、自分の経験値として次に生かしていければと思います」
――10番の選手(オマル・アブドゥルラフマン)が蹴ることも意識した?
「10番も素晴らしい左足を持っているので、とにかくボールに集中するということと、ボールは見えなかったんですけど、とにかく枠には絶対にくると思っていたので。自分の手に当たっただけに、止められなかった悔しさはあります」
――PKの判定を含め、レフェリングに苦しんだ?
「そこは僕たちは想定していたというか、レフェリングはJリーグとは違うんだろうなと思っていました。何が起こっても慌てずやろうと思っていたし、それ以外のプレーは落ち着いてやれていたので。後半は主導権を握って決められるチャンスもあったので、そこを突き詰めていきたいです」
――PKの失点というのは?
「いろんな映像を見ていたので、あのキックの情報はありましたし、相手の駆け引きのうまさが一歩上だったかなと。あの状況であれをやってくるというのは、強いなと思いますし、そこで1つ仕事ができていれば、チームが負けることはなかったと思います。GKがいかに大事なのか、そういう試合になったと思います」
――無失点が続いていたが、最終予選は違う?
「やはり相手のレベル、強さは全然違うと思っていますし、日本が勝たないといけないという状況が一番危険だと思うので、次はアウェーで勝ち点3を取るためのいい準備をする必要があると思います」
――試合後の雰囲気は?
「監督からは『良かったことはあと9試合ある。そこはポジティブに捉えて、次の試合に向かっていこう』と。これから試合までに少し時間があるので、スカウティングなどを見ながら自分たちの反省点をみんなで確認して、監督とも話して、同じ方向を見て次に戦っていかないといけない」
――UAEの事前情報と変わっていたところはあった?
「できるだけ10番をケアすること。想定外のパスが出てきていたけど、そこはうまく潰せていたと思いますし、うまく攻めてチャンスも数多くあったと思う。ただセットプレー2発でやられてしまったというのは、悔しいの一言。これが最終予選の厳しさかなと。負けた後、自分たちがどう立ち向かうかが大事だし、下を向いても仕方ないので、明日からいい準備をしたい」
――UAEはかなりの準備をしてきたと思うが、見ていてどうだった?
「向こうがリードをしてからは守備の徹底ぶりが統一されているなと思いましたし、前線の選手がさぼることなく守備をしっかりしていたので、そういうところは本当に準備していたんだなと感じました」
■大島 僚太(川崎F)
「負けたので悔しいです」
――周囲との連携でうまくいかないところがあったが?
「そのとおりだと思いますし、僕も思うことがあったので、そこは話していかないといけない」
――いきなり大一番で先発だったが?
「練習でなんとなく感じてました。僕はそこまで何かするという経験があるわけではないので、僕は僕らしく全うしようと心がけて臨みました」
――緊張は?
「みんなすごくポジティブな声をかけてくれたので、緊張はそこまでしませんでした」
――横パスを奪われたところから失点につながり、PKも与えてしまった。
「横パスをかっさらわれてFKになって失点しましたし、PKの場面は僕と(香川)真司くんの2人がいたのでなんとか止めないといけなかったと思います」
――前半立ち上がりにドリブルしてミドルを打つかなという場面で香川選手にラストパスを送ったが、あの場面でシュートは選択になかった?
「打った方が良かったかなとは思いましたけど、フリーでしたし、通せた方が確実かなと思ったし、僕の左側にあったので右足に持ち直すよりも出した方が早かったと思うので」
――思うことを言わないといけない、というのは?
「パスがズレたという話でしたけど、動かずに待っていてもらえればというところだったり、でも受け手は背後を狙いたいというのもあると思うし、そういうところの刷り合わせが必要だと思います」