明治安田生命J2リーグは12日に第18節の10試合が行なわれ、岡山が松本を2-1で下して暫定で首位に、C大阪は岐阜に1-0と完封勝利を収め2位に浮上している。
3位の岡山は2位松本をホームに迎えての上位決戦。前半終了直前に、ゴール前の混戦で岩政 大樹が倒されてPKを獲得。このPKを矢島 慎也が冷静に流し込んで先制すると、57分には澤口 雅彦が追加点を挙げて2点のリードを奪う。しかし、73分に1点を返されると、終盤にかけて猛攻を受けてしまう。それでも同点ゴールを許さなかった岡山が、2-1で逃げ切り暫定で首位に浮上した。一方の松本は、連勝が4でストップし、順位を5位に下げている。
5位のC大阪はアウェイで岐阜と対戦。エース柿谷 曜一朗が離脱するなか、5分にブルーノ メネゲウが幸先よく先制ゴールを叩きこむと、この虎の子の1点を守り切り1-0で勝利。清水もトップスコアラーの大前 元紀を欠いたなかで、横浜FCとの一戦を迎えた。37分に枝村 匠馬のゴールで先制すると、後半に入って途中出場の村田 和哉が追加点をマーク。終了間際にも村田のゴールが飛び出し、3-0の快勝。エースの不在を感じさせず、2連勝を飾っている。
8戦負けなしの京都は山口と対戦。開始3分にアンドレイのゴールで先制すると、24分には、この日先発の岩沼 俊介が追加点を奪取。終盤にはダニエル ロビーニョが決定的な3点目を挙げて3-0で快勝。消化試合が1つ少ないながら4位に浮上している。
水戸の本拠地に乗り込んだ4位の町田は、10分に鈴木 孝司の4試合連続となるゴールで先制したが、後半に入って2得点を許し逆転されてしまう。このまま終わるかと思われた後半アディショナルタイム、鈴木孝のヘッドが炸裂。2-2と追い付いた町田が貴重な勝点1をもぎ取った。2得点を挙げた鈴木孝は、これで直近4試合で6ゴールと大暴れしている。群馬vs熊本も劇的な同点劇となった。群馬は0-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、小林 竜樹が値千金の同点ヘッドを叩きこみ、1-1の引き分けに持ち込んでいる。
22位の北九州と21位の金沢の「裏天王山」は、白熱のゴールショーとなった。11分に石神 直哉の今季初ゴールで北九州が先制したが、21分に失点。43分にオウンゴールで勝ち越したが、6分後に山藤 健太に2試合連続ゴールを決められて同点に。それでも攻撃の手を緩めなかった北九州は59分、池元 友樹のゴールで再び勝ち越しに成功する。その後、金沢の反撃を抑えて3-2と勝利し、連敗を4でストップしている。
山形は林 陵平と汰木 康也のゴールで讃岐に2-1で勝利。千葉は東京V相手に59分までに船山 貴之と井出 遥也のゴールで2点のリードを奪ったが、74分、78分と立て続けに失点し2-2の引き分けに。愛媛vs徳島の四国ダービーは、前半に2得点を奪った徳島が2-0の完封勝利を収めている。
札幌vs長崎は、13日に札幌ドームで開催される。
■試合データ
水戸vs町田
清水vs横浜FC
岐阜vsC大阪
山形vs讃岐
北九州vs金沢
群馬vs熊本
千葉vs東京V
京都vs山口
岡山vs松本
愛媛vs徳島