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優勝争いは三つ巴の様相 浦和は「切り替え」がテーマに【プレビュー:明治安田J1 1st 第14節】

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2016年5月28日(土) 13:56

優勝争いは三つ巴の様相 浦和は「切り替え」がテーマに【プレビュー:明治安田J1 1st 第14節】

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優勝争いは三つ巴の様相 浦和は「切り替え」がテーマに【プレビュー:明治安田J1 1st 第14節】
首位川崎Fはホームで磐田と対戦。新旧日本代表ストライカー対決に注目が集まる

明治安田生命J1リーグ 1stステージも今節を含めて残り4節。消化試合数にバラツキがあるものの、多くのチームは残された4試合でステージの命運が決する。

優勝争いに目を向けると、暫定で首位に立つ川崎F、2位の鹿島、そして消化試合数がふたつ少ない3位の浦和の3つ巴の様相を呈している。まず川崎Fは今節ホームで磐田と対戦。前節は新潟の守りを崩せず引き分けに終わったが、水曜日に行われたJリーグヤマザキナビスコカップでは主力を温存しながら仙台に勝利した。コンディション面に不安はないが、首位撃破を目論む磐田の執拗な対策をいかに潜り抜けられるかがポイントに。磐田は日本代表にも選出された好調の小林 祐希のパフォーマンスがカギを握る。押し込まれる展開が予想されるなか、このレフティは輝きを放てるか?

2位の鹿島は甲府をホームに迎える。前節、劇的な勝利を挙げた鹿島はその試合の主役となったカイオのパフォーマンスに注目が集まる。金崎 夢生も再びコンディションを高めつつあるだけに、攻撃面に不安はない。注意すべきは甲府のカウンターだろう。クリスティアーノを軸とした素早いアタックに後手を踏むようだと、苦境に陥るかもしれない。

ACL敗退が決定した浦和は敵地で鳥栖と対戦。チームの総合力が問われる一戦に臨む
ACL敗退が決定した浦和は敵地で鳥栖と対戦。チームの総合力が問われる一戦に臨む

浦和は鳥栖の本拠地へと乗り込む。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、心身ともにダメージを食らった浦和にとっては切り替えが重要なテーマとなるだろう。敗退のショックに加え、アウェイでテンションの高いゲームを、PK戦まで戦った肉体的な影響は計り知れない。コンディションに大いに不安を残すなか、肝となるのはメンバー構成。ペトロヴィッチ監督はいかなる陣容を選択するのか。その手腕に注目だ。鳥栖は4試合勝利なしと苦戦が続く。得点の少なさが物語るように攻撃力に課題を残すだけに、粘り強く守り、ワンチャンスにかける戦いに勝機を見出すのが現実的な戦略か。

4位の大宮にも優勝の可能性は残されている。今節は神戸とホームで対戦。現在2連勝中と好調で、水曜日にナビスコカップの試合がなかったのもコンディション面では好材料。躍進を遂げるその勢いをこの試合にも持ち込みたい。神戸は2連敗中と調子を落としているが前線の破壊力はリーグ屈指。勢いに乗れば手が付けられなくなるだけに、大宮としては先制点を与えない慎重な試合の入り方が必要だろう。

5位の柏は横浜FMとのアウェイゲームに臨む。前節は福岡に逆転勝利を収めたものの、守備の甘さを突かれて2失点。ここをいかに修正できるかがポイントだろう。横浜FMは前節、神戸に勝利を収め、復調の気配を漂わせている。堅守は蘇りつつあるだけに、いかに得点機を生み出せるかがテーマに。中村 俊輔の手綱さばきに注目したい。

チーム浮沈の鍵を握るエース宇佐美はチームを3連勝に導くことができるか
チーム浮沈の鍵を握るエース宇佐美はチームを3連勝に導くことができるか

FC東京vsG大阪も、今節の注目試合のひとつ。浦和と同様にFC東京もACLの敗退から、いかに切り替えられるかがポイントに。リーグ戦では12位と低迷しているだけに巻き返しのためにも勝利を手にしたい。ただし今節は森重 真人が出場停止。リーダー不在がどのような影響をもたらすか。一方のG大阪は現在2連勝中。遠藤保仁のトップ下起用がはまり、攻守のバランスが向上。前節も広島に快勝を収めるなど勢いに乗っている。宇佐美 貴史に結果が出始めれば、完全復調と言えるだろう。エースのパフォーマンスは要注目だ。

そのG大阪に敗れた広島は、ここ2試合勝ちがない。ピーター ウタカはコンスタントに結果を出しているものの、攻撃のバリエーションが少なく手詰まり感は否めない。今節の相手の福岡も守りを固めてくることが予想される。持ち前の連携で揺さぶりたいが、リスクをかけすぎるようだと福岡のカウンターの餌食となるかもしれない。

復調の気配を漂わせる仙台は、アグレッシブさを取り戻しつつある。激しいプレスとショートカウンターが、今節もカギを握るだろう。対する新潟は3試合連続スコアレスドロー。守備の安定感はみられるものの、課題は得点力不足。素早いトランジションを実現し、攻撃時の優位性を高められるかがポイントだろう。

3連敗で最下位に沈む湘南は、ここ3試合勝ちがない名古屋と対戦。ナビスコカップでもともに敗れており、お互いに状態はいいとは言えない。前節、名古屋は鹿島相手にリードを守り切れず逆転負け。攻撃の形はできているだけに、終盤の戦い方がテーマに。一方の湘南は主導権を握れる時間もあるだけに、ゴール前での精度が課題。いかにチャンスをモノにできるか。FW陣の奮起が望まれる。

■各試合の見どころをチェック
横浜FMvs柏
仙台vs新潟
福岡vs広島
鹿島vs甲府
大宮vs神戸
鳥栖vs浦和
FC東京vsG大阪
湘南vs名古屋
川崎Fvs磐田

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